大所高所みずから判断 2015~16年に雌雄が決まる (2015.09.29)
週明け安い。外資系30万株買い越しで始まり反落。後場一段安になった。前週末配当取り、追加緩和を打診して上げた反動。日経平均の配当落ち分110円が埋まらず、10月安値を拾う場面。1日発表される日銀短観、4日米雇用統計を見越してまちまちだ。
建設、小売、不動産など内需関連の出遅れが確り。国内勢が比較的冷静で期待をもてる。25日米中首脳会談で皇帝気取りの習近平主席が米国の冷遇ぶりに驚き、帰国後、国慶節(10月1~7日)に「腐敗分子」の粛清説が伝えられる。28日、上海総合3100(+0.27%)の引け。煮ても焼いても食えない印象。香港28日ロイターによると、有力な資産運用会社の間で当局介入に伴うリスクを開示。警告する動きが広がっている。中国政府は経済・金融改革が順調に進んでいるというが、一連の措置に価値算定や払い戻し能力を損なう恐れもあり、介入や規制が逆効果。投資家の間で今後重大なリスクと受け止められた。7月9日上海総合暴落から10週目に相当する9月第3週が潮目。FOMC利上げ見送りを受けて18日東京市場の出した答えが正解と限らず、5連休明け10営業日にあたる10月7日が急所。同8日、国慶節明けに中国の反応もわかる。米中対立、相互不信が根深いだけに、安保法案を特急並みのスピードで可決した安倍政権も反動をかぶる。中国の場合、7~9月期予想以上に経済が落ち込み、10~12月期正念場。苦しくなると日中関係が好転し、調子がいいと悪化するこれまでの経緯から逆張りと述べた。「新常態」の定着に日本の協力が不可欠。日本としては有利になるまで待てばいい。20年以上デフレに鍛えられ、半年や1年もちこたえられる。事態が悪化するほど反発も大きい。政策対応を迫られるためだ。8月31日述べたように、習主席(62)、安倍首相(60)ともに8~9月天中殺。前半絶好調の反動が出る。双方2016~17年天中殺の前触れ。■■(****)の粉飾決算、VW排ガス規制不正問題など悪材料も自分なりにこなし、9月を関門に10月岐路。大所高所みずから判断するところだ。28日値上がり率上位を見ると、■■■■■■■■(****) 、■■■■■(****)、■■■(****) 、■■■■(****)、医学生物(4557・JQ)、矢作建設(1870)など関係分、物おじしなくても対抗できる。8月11日の日経平均2万0946円を戻り高値に、ちゃぶ台返しの目安1万5156円。計算すると85.9%消化した。10月の米利上げを仮説に14.1%調整余地がある。底値買いの名人によると、半値以下がボトム圏だ。
28日の日経平均235円安。大引け1万7645円。TOPIX1438(-15)。東証一部の出来高19億3100万株、売買代金2兆1800億円。12月限が40円高で寄り80円安の1万7690円引け。10年債利回り0.350%(+0.030%)。神戸鋼(5406)が下方修正した。120円を目安に買い下がり。首相が28日にNYで日ロ首脳会談。プーチン大統領訪日も考えられる。■■■■(****)、NDS(1956)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****)など買い下がり。■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)も中長期で視野に入る。国慶節明けまで足場を固める場面。2015~16年に雌雄が決まる。(了凡)