9月を関門に10月岐路 やがて世界中踏み一色のイメージ (2015.09.02)
主力中心に売られ全面安。日経平均、TOPIXともに安値引け。2番底を探る動きだ。週明け買い戻し一巡。日経平均に連動する大型株が重し。中小型株も波に飲まれた。9月3日、中国の抗日戦勝記念軍事パレードが見もの。
3166(-1.23%)で引けた上海総合が市場の評価。前場3053(-4.75%)まであり動揺を隠せない。国家統計局が発表した8月の中国製造業PMI49.7(前月比-0.3%)。2012年8月(49.2)以来3年振り低水準。今年に入り日本の対中輸出が資本財中心に毎月前年比プラスというが、今後落ち込みも予想される。9月第3週まで日柄整理と再三述べた。万一、2番底が8月26日の1万7714円を切った場合、黄金分割で下値を計算すると1万7586円が目安。■■■(****)が再び220円をつけるか注目される。当面考えられる中国リスクを大半織り込んだ水準で、たとえ1000株でも難平買い下がり。後日、記念になるし来年の備えにもなる。受け売りだが、中国の場合、過剰投資後遺症のトンネルを抜けても2020年から少子高齢化でつかまる見込み。地方にひきかえ中央の財政が欧米主要国よりはるかにマシで、懸案の不良債権処理や財政負担による景気刺激も可能だ。このため、上海総合3000割れ、人民元再切り下げなど動じない。しかし、成長率が一段と低下。国家債務比率の急増が見込まれる。リーマンショックを境に09年中国全体で4兆元(約65兆円)のインフラ投資、資金調達に伴う空前の金融緩和があり圧倒的な存在感。対外的にも「核心的利益」が横行し有頂天になった。しかし、8~9月夢から覚め今回の訪米で現実に戻らざるを得ない。「選択」9月号に見出しが躍る。トップ、歓迎されざる習近平。相互不信は危険水域に。米国の対中感情が近年最悪。異常なほど中国批判が吹き荒れているという。隣が「燃え尽き始めた安倍晋三」でやりきれない。二人とも8~9月天中殺。2016~17年天中殺。翌年も調整運と述べた。日中我慢比べそのもの。両首脳、今年9月死闘になりそうだ。1月15日スイスフランが一時30%暴騰したが、ちゃぶ台返しの目安も1日30%。NYダウ5000ドル、日経平均で6000円レベルだ。これまで半分ガス抜きした印象。世間を半年先取りするもので、8月日経平均3000円安の影響が来年2、3月実体経済の正体。大量の空売りを飲み込んだあと買い戻しが入り、やがて世界中踏み一色のイメージ。9月が関門に違いない。
9月1日の日経平均724円安。1万8165円安値引け。TOPIX1478(-58)。東証一部の出来高26億6400万株、売買代金2兆7700億円。9月限が90円安で寄り730円安の1万8110円引け。夜間取引で1万8000円割れになった。10年債利回り0.360%(-0.015%)。9月を乗り切ると10月岐路。正攻法で戦うと来年の免疫ができる。値上げり率上位を見ると、■■■■■(****)と■■■■(****)が関係分。新規に■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)を入手。タイムリーで検討に値する。めいめい1000株打診買い。むしろ、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****など追い風。兜町の有力筋が倍、3~4倍候補をリストアップしている。(了凡)