証券ビュー

アンコール伊勢町

配当落ちを埋め愛敬  無事、達者でいることが至福 (2011.09.29)

CMEに鞘寄せして高寄り。その後伸び悩んだ。欧米の戻りにひきかえシビアなもので、28日の配当落ち分約70円を埋め愛敬。市場は29日予想される反動に備えている。事実、欧米債務問題の「日本化」に対応。外資にひきかえ、国内勢が落ち着き払っている。大半学習済みで震災復興、原発収束が優先課題。メディアは新政権を安全運転となじるが、欧米や中国の転覆懸念や産業界が円ドル76円で折り合いをつけている現状から小康なら上々。日本でも暮れ、年度末の資金繰りがきつくなる見込み。円ドル80円割れの影響が大きい。日経平均が7月8日1万0207円を戻り高値に下振れ。半年、10ヵ月後実体経済に浸透するためだ。初動から脱線し、修正できず退陣した前政権よりずっとマシ。これから無事、達者でいることがいかに至福かわかる時がくる。欧州で国レベル、米国では州や市町村が身売りを迫られ、行き詰まるのも珍しくない。現在の生活さえ維持できなくなる。28日述べたように、欧米は景気減速にリバウンドなし。米前大統領の2期8年、借り入れ、低金利、減税、軍事、サブプライムローンなど9・11から借金地獄に拍車がかかった。FRBと財務省が市場に介入。下り坂になった景気を強引に持ちあげたためで、FRBが追加緩和を打ち切った今年7月から経済関連指標が悪化。禁断症状がはっきりした。日本も影響を受け20年デフレ40年円高のさなか。リーマンショックから持ち直した矢先に震災、原発事故、円高がたたみかけた。■■■■■(****)が110円、■■■■(****)は273円で底入れしながら小反発にとどまり、■■■■(****)も戻りが鈍く、1018円が底値では物足りない様子。結局、870円まで振ってくる。NY金先物なら1200~1400ドルが次のボトムライン。来年2月にかけて円ドル74~71円もひっかかる。9月はギャンブル法案を背景に ■■■■■(****)と述べた。■■■(****)と■■■■(****)が継続案件。逆張りもやりにくいという。そこで、海外売上高が顕著に増加している内需関連を5社紹介する。43%になった■■■(****)1503円、■■■■■■■(****)3675円、■■■■■■(****)868円、81%の■■■(****)1692円、75%■■■■■(****)1万740円も依然見どころがある。

日経平均は5円高。後場一段と見送られ8615円の引け。出来高18億5900万株、売買代金1兆2300億円。むしろ、戻り待ちの売りが目立った。欧州の信用不安を蒸し返しているが、自分たちが借金を元手に相場で大穴をあけ、政府保証に限界がきただけのこと。日本はバブル崩壊、資産デフレにかかわらず内輪でやりくりつけたのに、彼らは世界中を混乱に巻き込み、自分たちの経済圏が存亡の危機にあるという。日本としては、欧州に救済スキームが出来次第、実現に向けて協力する構え。いざとなれば、外貨準備約90兆円を活用すればいい。米国が保管し国内に持ち込めないためで、よもや担保流れにあっても困らない。日本の復活には女性の力が必要という。母系性社会といわれ、アマテラスを筆頭に時代の節目で卑弥呼や光明皇后、北条政子など出ているが、直近でも津波から生還した女性や、なでしこジャパンなど女の底力が話題。震災に際し、天皇を支える皇后の力も評価されている。日本はどこまでいっても母系性社会。「女の力」を活かしてこそ栄えるという。家父長社会に対するもので、市場にもそれらしい動きが出てきそうだ。(了凡)