09年ブレーキ システムリサーチ 3月23日 (2010.03.23)
10、11年上昇運
戦略立案に引き合い
システムリサーチ(3771・JQ)は下振れ。1月27日修正発表。4Qの追い込みも盛り上がりに欠ける。リーマンショックでIT投資の中断・縮小が続出したものの、局面打開を巡る戦略立案に引き合いがあった。このため、2010、11年ソフト開発、SIサービス中心に回復が見込まれ、東証上場を目安に中期計画(3年)を発表したほど。前期連結14%増収で着地しただけに、3Q連結15億円(37%減)にとどまった受注を見て修正に踏み切った。主力のSIサービス、ソフト開発受注減少に伴う技術者の待機工数発生が気がかり。トヨタグループ向け約5割、東芝ソリューションとの連携も見どころになるが、10、11年踏ん張りどころだ。
10年3月期(連結)は、売上高66億9300万円(26%減)、営業利益1億8000万円(66%減)、経常利益2億6200万円(49%減)、純益1億5300万円(48%減)に見直した。配当は期末50円を据え置く予定。この期と11、12年3月期が焦点になる。というのも、11年(30周年)にかけて事業確立期とみられるためだ。09年ブレーキだが、10、11年上昇運。金運もついて回る。比較的いいポジションにつけており、トヨタのリコール問題一巡後反転が見込まれる。