善し悪しわかる23日 7~9月PKOでも年内に反動安 (2015.07.23)
さすがに反落。前日まで6日続いた買い戻しが一巡した。ギリシャに続き中国危機一服、米国利上げ持ち越し、日本の不祥事などしどろもどろ。欧米にアジアも安く、マイナス圏だった上海総合指数が2時過ぎ急伸。
3960を安値に4026(+0.21%)で引けた。共産党の計画が市場により裏切られたという
今回の周章狼狽。9日の反発から最短10日目の23日、戻りの善し悪しがわかる。共産党が株賭博の胴元といわれ、人民日報や新華社など大手メディアがよいしょ。金融緩和の煽りで金利を取り上げられた預金者の一部がレバレッジ4倍の株に少なからずつかまった。毛沢東はおろか、1978年に復活した鄧小平以来、誰しもこの種の危機を知らないのが泣きどころ。新常態(ニューノーマル)のもと、AIIBを立ち上げ「一帯一路」構想の実現を目指すのが指導部の計画。24日以降、半値戻し4275がポイント。当局が目標の4500をつけたところでPKOの限界がやってくる。川上でレアメタルバブルが「FYME」在庫約7340億円となって売買停止になっているためだ。強引に7~9月PKOで持ち上げても年内に反動安。まさか、米国の利上げと鉢合わせなら同指数3000割れ。目も当てられない。それに、■■(****)を巡る不祥事も根が深い。今年2月の内部通報がきっかけといわれ、06年4800億円投入しWH(米原発プラントメーカーのウェスチングハウス)の株式77%を取得し子会社にした。さらに、12年1250億円追加し全株取得。のれん代1兆1538億円(連結株主資本1兆4246億円)が重荷になったという。福島第一原発事故と半導体事業の不振によるもの。証券取引等監視委員会の案件で市場の重しになりそうだ。監査法人の処分も考えられる。一方、21日発表されたアップルの決算が予想を下回り一時9%安。7~9月期も慎重でマイクロソフト、IBM、ユナイテッド・テクノロジーなど下方修正。にわかにファンダメンタルズ(経済の基盤的条件)悪化を受け警戒気分が広がった。しかし、最悪の事態を避けようと前例のない量的緩和続行中。政策当局が債務返済のためインフレと名目成長が究極の狙いというなら、前日述べたように円安を受け入れ適応するほかない。■■■■(****)が象徴的なもの。4月から原油安の最右翼として本格的に採り上げた。このほか、■■■■■■(****)と■■■■(****)が関係分で値上がり上位に顔を出した。
22日の日経平均248円安。大引け2万0593円。TOPIX1655(-18)。東証一部の出来高21億6100万株、売買代金2兆3600億円。9月限が210円安で寄り280円安の2万0560円引け。10年債利回り0.415%変わらず。売りも買いも先細りだ。わずかに、28~31日TPP関連が興味深い。それも、コメにこだわると■■■■(****)が飛び出しそうな気配。外食のほか中食に展開。千葉県印西市に都市再生機構から11万5000㎡取得した土地が決め手。22日570万株出来ており、225円カイから人気化の公算大。■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****)、■■■(****)など一段高。■■■■(****)までくると、■■■■■(****)も吹っ飛ぶと述べた。利食いに持ち込めば前途洋々である。(了凡)