鶴の一声で猛反発に 主要メディアの報道と逆の動き (2015.07.09)
反落して始まり模様眺め。上海総合指数が一時3421(8.2%安)をつけ腰砕け。日経平均、TOPIXも安値引けになった。昼休み中、ヘッジファンドが先物に大口売りを出し、SQを前に追い証懸念も伝えられる悪循環。
過剰反応とみられる。7日米国主要3指数が持ち直し、同日ユーロ圏首脳会議で「ギリシャ支援」の合意期限12日に胸をなで下ろしたばかり。当てにならないが、NY原油先物が50.58ドルを底に戻した。ところが、上海総合指数が3507(5.9%安)、香港ハンセンも2万3074(7.5%安)で引け、収まらず。1990年代の日本がそうだったように、中国のPKO も的外れで使い物にならない。4日から露骨な株価対策を連発しているが底なし。8日、上海と深圳に上場している500社以上が売買停止。計1300社以上、延べ45%にのぼり投資家の不安に拍車がかかった。自分たちの市場を守るため、当局が権力で株を押し上げ景気を後押しできると考えている様子。介入コストを無視しているためで、日本が日経平均2万円にこだわり公的資金を投入。1万円はおろか7000円台。大局、20年以上デフレに見舞われたよりタチが悪い。経済が07年の成長率14.2%をピークに「未富先老」(豊かになる前に老いる)のまま頭打ち。雇用、在庫一掃、資金不足解消を期して立ち上げたAIIBも張子の虎になりかけている。しかし、当局は「爆買い」のエネルギーが乗り移っておりタフ。7月から本格化したPKOにしゃかりき。売り一巡から急ピッチな戻りが予想される。6月29日、日経平均が15年振りITバブルの高値2万0833円を抜いたため当然の押し。最短10日、7月8日を目安に高値整理と述べた。翌日、ちゃぶ台返しのガス抜きをギリシャ、中国から始めた。日経平均の1割押し1万8782円に対し、5%なら1万9434円の水準。さらに、上海総合指数3200(黄金分割)が目安とも述べた。大筋で射程圏にある。かくて、奥山さんの出番。高値から半値以下になった■■■■■■■ (****)のほか、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)買い場捜し。■■■■■(****)、■■■■(****)買い下がりという。中国の共産党政権、鶴の一声で戻す。それも100や200でなしに目先500、1000ポイントレベルの猛反発。そうしないと自分たちが殺されるためだ。恐らく、13日以降様変わり。主要メディアの報道と逆の動きが予想される。
8日の日経平均638円安。1万9737円引け。TOPIX1582(-54)。東証一部の出来高31億9500万株、売買代金3兆3900億円に手ごたえ。9月限が140円安で寄り760円安の1万9660円引け。10年債利回り0.415%(-0.035%)。底入れが近い印象を受けた。関係分で値上がり率上位なし。■■■■■(****)が圏内。慢性的なバター不足に対しマーガリンの新製品を開発した模様。業績回復、TPP関連など8月の2Q発表にかけて人気化が見込まれる。このほか、■■■■(****)と■■■■■(****)に脈がある。毒には毒を盛るように、■■■■(****)の悪目買いよし。いずれ■■■■(****)を抜いてくる。修羅場に強いのが魅力だ。■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****) 、■■■■(****)など絶好の押し目。逆張りで臨むところだ。(了凡)