1%と99%との戦い 6月を踊り場に7〜9月本格化 (2015.06.03)
買い一巡後手詰まり。後場先物が売られ引け下げ渋った。日経平均13日振り反落。125円の円安に株高がなじまず膠着状態。イベント尽めの6月に翻弄されそうだ。
前日、5日から中下旬、月末の主要日程をお伝えしたが、7〜8日G7サミット(ドイツ・エルマウ城)を前に、5〜6日安倍首相がウクライナを訪問。年内プーチン大統領訪日が消えていないほか、8月の中央アジア歴訪で再び同大統領と会う観測もあり、パイプライン関連で■■■■■(****)の動きが注目される。ギリシャ債務問題、AIIB、TPPなど戦後70年のターニングポイント。基調変化が予想されるだけに、「踊らされる相場」と述べた。5月21日から大商いで急伸している■■■■(****)が代表的なもの。取組好転から2013年5月高値841円カイも考えられる。1987年9420円を上場来高値に東日本大震災を受けて福島原発事故に見舞われ、2012年7月120円まで売り叩かれた。悪玉の最右翼として政府保有株売却の一番手。10倍返し1200円が視野に入った。一方、700万人といわれる個人投資家の売り越しが圧巻。相場が反転した2012年1兆8000億円、13年8兆7000億円を加え、これまで3年5ヶ月で17兆2000億円にのぼる。100年前、第1次大戦のおこぼれを好感してつけた高値の全値戻しまで30年。あと5年、東京五輪で肩を並べる。これから5年、団塊の世代が残ったエネルギーを日本の復活に傾注しないと「彼らが後期高齢者になる2025年以降国がもたなくなる」(堺屋太一)という。同感だ。欧米や中国もそうで2015、16年が決め手。18世紀後半から20世紀にかけてロスチャイルド、ロックフェラーを中心に世界を席巻した1%の既得権と99%貧困層との戦い。6月を踊り場に7〜9月本格化。9月以降に持ち越しと伝えられるFRBの利上げがきっかけ。世界中大揺れといわれる。受け売りだが、ロックフェラーのATMといわれるシティバンクが手掛かり。総資産262兆円で全米トップ(日本の三菱UFJFG279兆円)。リーマン前の07年515ドルをつけていた株価が15年5月30日現在54ドル。11年3月、10株を1株にしてこのありさま。FRBの3次量的緩和にかかわらず、シティバンクのB/Sに大穴があいたまま。投資家は見破っている。このため、FRBの量的緩和終了といわれる14年10月から利上げのタイミングを図り、しばしば口先介入で修正している。今回も50年前、100年前と同様売り方がつくる相場に変わりない。■■■■■■(****)、■■■(****)も貸借倍率が接近している。
2日の日経平均26円安。大引け2万0543円。TOPIX1674(-4.35)。東証一部の出来高27億7200万株、売買代金2兆8100億円。6月限が40円高で寄り30円安の2万0540円引け。10年債利回り0.410%(+0.015%)。値上がり率上位を見ると、下位に■■(****)と■■■■■(****)など関係分。2日、中村祐輔教授の「がんと闘おう」(シカゴ便り)が届き■■■(****)も刺激を受けた模様。地獄耳で何かつかんだ筋が5月21日から介入。4月の「三尊天井」を軽く抜いただけに意外と大きい。半値戻し528円に挑戦する足取りだ。■■■■■(****)は一触即発の様相。■■■■(****)を猛追しそうだ。■■■■(****)よし。(了凡)