これでいいかどうか 福知山線脱線事故に似た雰囲気 (2015.05.25)
前週末続伸。小確りで引けた。外資系70万株売り越しで始まり、後場日銀の政策決定会合を受けて買い戻し。前回、4月30日の日経平均538円安がトラウマになった。
引け後日銀総裁の会見、FRB議長講演、週明けNY休場(メモリアルデー)など模様眺めが真相。東証一部の時価総額591兆円。25年4カ月振り終値ベース最高更新というが、疑心暗鬼のブル相場に変わりない。先物売りの買い戻しによるもの。指数先物から現物の買い越しが伝えられる外資に対し、昨年3兆6300億円、年初から5月第2週まで既に3兆1500億円売り越した個人に先見の明がある。積年の持ち合い解消により大きなシコリを残した日経平均2万2000円までいくとわかる。比較にならないが、2005年4月に起きた福知山線脱線事故に似ている。塚口−尼崎間で乗客と運転士107人死亡。魔のカーブといわれ、速度超過が主因だった。買われ過ぎた米国の調整が棚上げになっているため、いつNYで脱線事故が起きるかわからない状態。売り方がつくる相場と述べた所以だ。さらに続くとみられ、現場で判断するほかない。22日、日銀総裁は会見で現行政策維持のほか景気判断を若干上方修正。追加緩和を見送った。これまで160兆円に毎月7兆円の異次元緩和。受け売りだが、FRBに代わり米国向け資金提供が続いている模様。FRBが過去3次延べ4兆ドル(480兆円)金融機関を支援したにもかかわらず、昨年10月以降毎年50兆円程度米国債を海外でさばかないともたない様子。米国の10年債利回り(22日2.174%)を上げるため利上げをほのめかしたが儘ならず。中国をなだめ、日本を持ち上げ運転資金をひねり出している。6月に100歳を数える
(中略)
やり切れないが、売り方のつくる相場に違いない。日本の場合、6月にかけてコーポレートガバナンス・コード施行を手掛かりに嵩上げ。■■■■■■(****)や■■■(****)、■■■■(****)のほか、■■■■■(****)と■■■(****)も仕手化の雰囲気。6月が戦場と考えられる。
22日の日経平均61円高。大引け2万0264円。TOPIX1647(+1)。東証一部の出来高20億7400万株、売買代金2兆4100億円。6月限が10円高で寄り80円高の2万0290円引け。10年債利回り0.410%(+0.005%)。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****)など関係分。大切なのは今。これでいいのかどうか。インターネットによる「勘定」より人間の奥底から出る「感情」の方がますます大事といわれる。底値買いともち合い放れを現場から学ぶところ。しつこくても、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など持続。TOPIX1800、日経平均2万2000円が落としどころだ。(了凡)