ポジション調整進む 昭和40年代の前半とそっくり (2015.05.07)
前週末下げ一服。引け買い戻しが入り持ち直した。米国主要3指数が1%以上下げたにもかかわらず、119円台後半の円安が手掛かり。前日長期金利が急騰したドイツに落ち着きが見られ、過大に伝えられたヘッジファンドの巻き戻し一巡。
GW明け、8日オプションSQを見越しポジション調整が進む見込み。過去10年「5月売り」の確率5勝5敗といわれ、日経平均2万2000円の因縁場まで持続が賢明。今の相場、昭和40年前半国債の大量発行時代にそっくりという。証券恐慌、石油ショック後のスタグフレーションを通じて過剰流動性による株価高騰の中、時価発行定着と法人持ち株の増大、国債の大量発行時代を迎えた。5月8日「有為の奥山」に出てくるが、四六時中悲観論がメディアに溢れ売り人気に拍車。山一特融を口火に戦後20年振り国債発行により滞貨の疎通を促し、その後資金循環に活路を開いた。昭和41年に共同証券と証券保有組合が凍結株を売り出し。44年保有組合、46年共同証券も解散し証券恐慌が幕を閉じた。売るたびにかつがれ、総踏みで大相場になった。およそ50年前の生き写し。当時の国内要因が欧米をはじめ世界に広がった。教訓によれば、売り方が踏むまで大相場が続く。このため、持っているだけで富の移動を実感できる。2010年から20年にかけて最もエキサイティングな10年と述べた。買わざるを得ない時がくる。節目が日経平均2万2000円、3万5000円、6万3000円に過ぎない。結果よし。100の理屈も及ばないわけだ。日本は欧米や中国よりデフレで25年先行。これから出口に差しかかるわけで、2015年が極限値との認識。4月30日の日経平均538円安が4〜6月から7〜9月に延びたNYダウ暴落の前触れ。50年前の証券恐慌が物語るように売り方がつくる相場。奥山さんによると、■■■(****)と■■■■(****)がシンボルという。前者7000円、後者1000円が目安。放っておいてもつけるという。食品と医薬品が景気動向に左右されないディフェンシブ系。このうち、■■■■■■■(****)と■■■(****)に的を絞りこれまで5年。後半の5年で奥山さんの2銘柄に追いつく見込み。3Dプリンターの■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)もスケールが大きい。GW明け、どんな顔で出てくるか楽しみだ。
5月1日の日経平均11円高。大引け1万9531円。TOPIX1585(-7)。東証一部の出来高22億3100万株、売買代金2兆6000億円。6月限が10円高で寄り30円高の1万9540円引け。10年債利回り0.360%(+0.035%)、踏みとどまっている。依然として■■■■■(****)、■■■■■■■(****) 、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)強気。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)戻り待ち。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)よし。奥山さんの■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)などびくともしない。連休中、証券百年史で昭和30、40年代を調べた。第1次大戦から100年を数え、大正期も参考になった。老いて学べば、死すとも朽ちず。(了凡)