異彩放つ個人売り越し 16年振り時価総額ピーク更新迫る (2015.04.23)
米国の主要3指数まちまちに対し嵩上げ。証券、銀行、保険など出遅れ中心に高い。新興市場にも広がった。前日シカゴ先物が2万円大台で引け、3月の貿易収支2年9ヶ月振り2293億円黒字転換が手掛かり。首相(60)のブレーンで
浜田教授(79)の追加緩和是認発言も一役買った。しかし、前日買われた輸出関連が小幅円高で伸び悩み。朝三暮四に変わりない。シリアやウクライナ、ギリシャが膠着状態に陥っているほか、国内でも川内原発再稼働差し止め申請却下、沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設、5月17日大阪都構想の住民投票など利害が激しく対立。迂闊に動けない。22日のバンドン会議60周年も、ホスト役のジョコ大統領が力不足といわれ各国の首脳外交に終始。同日、首相官邸にカメラ、容器つきのドローン(無人小型飛行機)が舞い降り警視庁が騒ぎ出した。国内の緊張が緩んでいるのも事実。売ると上がり買うと下がる相場になった。GW前後まで決算発表待ち。アベノミクスに公的年金や日銀、郵貯まで事実上つけろ買い。外資の買い越しを加味しても個人の売り越しが異彩を放っている。2012年1兆9100億円、13年8兆7500億円、14年3兆6200億円。15年も売り越しが続き、04年4月の戻り高値2万0833円カイから時価総額ピーク(89年末611兆円)更新。あと30兆円弱に迫った。やれやれの売りが一巡し、どこからともなく押しが入ると切り返すのが常。5月17日の大阪都構想住民投票が岐路とみられる。1929年にNYダウが史上最高値381ドルをつけ大暴落。再び同水準を回復したのが1954年。大恐慌が25年続いた。日本の場合、
(中略)
今、無理をしなくても回りまわってADB(アジア開発銀行)に実績のある日本にお鉢が回ってくる。これから5年、どの国も現体制維持が困難と述べた通りだ。仮説と検証に尽きる。
22日の日経平均224円高。大引け2万0133円。TOPIX1621(+12)。東証一部の出来高27億9500万株、売買代金2兆8900億円。6月限が70円高で寄り210円高の2万0160円引け。10年債利回り0.300%(-0.005%)。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■(****)が下方修正した。受注と売上高が期をまたぐもので5月7日の決算発表待ち。■■■(****)の引け味上々。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)よし。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)然り。大きな夢をもって相場と向き合っている。(了凡)