3期連続増収増益 Gパッカー 9月13日 (2011.09.12)
新たに中期計画発表
水準訂正は上方修正に限る
ゼネラルパッカー(6267・JQ)は堅調。直近3期リーマンショック、震災、円高をこなし増収増益。前期8円配当(50周年記念1円)を表明。健闘している。新規顧客や市場開拓、新製品拡販、海外強化(営業部発足)など受注増によるもので、経常利益率(前期5.9%)、ROA(同5.3%)、ROE(同4.9%)の改善も手がかり。半世紀を節目に引き締まった。市場は4000億円といわれ、リーマンショックで3700億円に落ち込み、直近3800億円に戻したところ。同社は、ドライ分野ロータリー式自動包装機シェアトップ。海外向け15%(前期12%)、包装システムのトータルプラン呈示に意欲。新たに売上高44億円、経常利益2億5000万円(2014年7月期)を掲げ、第3次中期計画を発表した。数値こそ平凡だが、前回はリーマンショック直前、今回が震災、円高に米欧信用不安、中国バブルの反動を加味したもの。今後3年、前期並みでも上出来である。アジア中心に海外が目玉とみられ、ホンダのように現地仕様、早く、安くできれば伸びる。日本製品は円高で引っ張り凧。現地は欲しくてたまらない。社運を調べると、2011年を境に動乱期入り。10年続くという。しかし、今年8~9月、来年2~3月上昇運。今期は戦略投資を理由に減益予想だが、給袋自動包装機(前期受注高23%増)が2ケタの高い伸び。1Q(昨年12月1日)、2Q(2月4日)、3Q発表(6月6日)を通じて上方修正も考えられる。
前期(非連結)は、7%増収、31%営業増益、同経常増益、32%増益。計画を上回った。12年7月期(同)は、売上高42億円(7%増)、営業利益1億6800万円(25%減)、経常利益1億7000万円(27%減)、純益1億円(28%減)の見通し。配当は7円(中間3.5円)に戻す予定。足もと堅調のようだ。9日の終値195円で計算するとPBR0.6倍。PER17倍。水準訂正は上方修正に限る。10月18~21日、東京ビッグサイト「2011日本国際包装機械展」に出展。5機種準備している。