中小型案件中心に目星
リーマンショック吸収し続伸
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ゼネラルパッカー(6267・JQ)は復調。リーマンショックを吸収し続伸。健闘している。今期は大型案件が見送られる一方、一部高価格機種、中小型案件、新機種の受注が見込まれ増収を確保。採算も改善しているためだ。前期の受注が24億9000万円(22%減)にとどまったものの心配ない。中小型案件中心に海外、新機種の受注も目星がついた模様で10月シカゴの展示会にも意欲。6月24日30万株(197円)分売したが、来年12月25日(創業50年)にかけてひと山ありそうだ。これまで4000億円といわれた市場が3700億円に縮小。案件も内食に引っ張られ小ぶりになっているが、直近2期増収増益。7円配当堅持。精米・製氷・製粉・鰹節など食品業界、薬品・化粧品・健康食品など化学関連業界、さらに機械・受託包装・種苗・ペットフードなどその他業界でも半世紀の実績。信用がある。10年ぶりガス鰹節機の注文を受けたほか、アジアで推定1億5000万円の商談をまとめた。海外は前期1億6000万円に落ち込んだものの、今期3億円レベルに持ち直す見込みだ。
前期(非連結)は、0.2%増収、27%営業増益、22%経常増益、28%増益。売上高を除き予想を上回った。3Qまで13%増収でぞくぞくしたが、4Q受注が伸び悩み、一部案件を次期に繰り越した。
11年7月期(非連結)は、売上高39億円(6%増)、営業利益2億1500万円(25%増)、経常利益2億2000万円(24%増)、純益1億3000万円(23%増)の見通し。配当は7円(中間3.5円)を据え置く予定。昨年6月30日発表した新製品「GP-WP10シリーズ」(水洗対応給袋自動包装機)を市場ニーズに呼応して改良。本格的に売り出すという。今年は乱気流が一巡し穏やかな上昇運。来年開運というビジネスチャンス。意外な高値も考えられる。