三重野元総裁の反作用 GW明け織り込まれる日米逆転 (2015.04.30)
高寄り後もみ合い。日経平均2万円大台固め。主力中心に切り返した。好決算発表によるもので、27日■■■■■(****)が株主還元拡大を打ち出し関連銘柄に波及。出遅れの中低位や二部、新興市場が一服した。
28、29日FOMCと30日の日銀政策決定会合を控えポジション調整。5月8日■■■(****)の決算発表が峠とみられ、その後28日述べた設備投資とPBRが焦点になる見通し。大掛かりなM&Aが手掛かりで、25年振り■■■(****)アイス新工場に180億円投入が伝えられ印象的。3月12日発表された法人企業景気予測調査(年1回)によると、2014年度稼いだ利益の配分を大企業全産業で設備投資と答えたのが60.3%(前年度58.9%)。7年振りトップになった。リーマンショックの吸収を物語るもので、内部留保56.1%(同60.6%)、株主還元55.4%をしのぎ転機とみられる。これまでの超低金利、円安、原油安に賃上げ、設備投資が浸透し株高に跳ね返る見込み。1990年から25年調整しデフレが収束した日本だけの材料。ブラックマンデー、ITバブル、リーマンショック後もカンフルを打ちっ放しの米国やユーロ圏の赤字が唯一ドイツの黒字といわれる欧州の構造問題と一線を画したもの。雌伏25年、ようやくチャンスがやってきた。欧米や中国も日本の二の舞を避けようと量的緩和を乱発しステロイド漬け。日本はバブル潰しの高金利政策で欧米の金融自由化に呑み込まれた三重野元日銀総裁の反作用。後任の松下康雄氏、速水優氏、福井俊彦氏もお粗末で、白川方明氏から黒田東彦氏に代わる2012年11月から13年3月にかけてデフレが収束。反転を確認した。忍びがたきをしのび、耐えがたきを耐えた25年が終わり、米国よりまともな夜明けといわれる。これに対し、欧米や中国もやはり25年調整のさだめ。中央銀行が量的緩和で買い取った債券を市中で売り切るまで同程度かかる。TPP、AIIBも日本の参加なしに回らないという。終戦直後、GHQは日本人の精神を骨抜きにしようと退廃的な米国の文化を押しつけたが馴染まずじまい。高度成長を実現し戦争を絶対にしないと宣言。識字率世界一で文化の宝庫。東日本大震災では、自分を犠牲にしても弱い人を助けようとする日本人。大混乱の中で列をつくり炊き出しを待つ精神性にびっくり。秩序正しい生き方が東北の奇跡を生んだ。大和撫子の澤選手のような精神が日本人の心を揺さぶるという。GW明け、決算発表を通じて相場にも日米逆転が織り込まれる。4~6月、ないし7~9月に日経平均2万2000円挑戦。30日から5月7日まで何が起きるか興味深い。何もかも前向きに受け入れるといい。
28日の日経平均75円高。大引け2万0058円。TOPIX1627(+8)。東証一部の出来高20億8700万株、売買代金2兆8600億円。6月限が100円高で寄り40円高の2万0040円引け。10年債利回り0.295%(-0.005%)。満更でもない。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など確り。■■■(****)が飛び出しそうな気配。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■(****)よし。ウサギよりカメに分がある。(了凡)
=”80″ />