証券ビュー

有為の奥山

まだ3合目の印象 4月6日 (2015.04.03)

底値買いにブレなし 

TOPIXと単純平均が出遅れ   

 

有為  新年度入りです。

期待先行の反動で波乱含み。

つばぜり合いが続いています。

日経平均に対し、

TOPIXと単純平均が出遅れ。

相場が若いだけに

水準訂正が見込まれます。

 

奥山  単純平均500円まで読める。

現在の320円前後から5割以上の値上がり。

日経平均は

2万2000円が当面の目安だ。

 

有為  奥山さんの

中長期3万5000円に対し

6万3000円説も出ました。

日本が

20年以上続いたデフレから脱却。

原油安をきっかけに

今後デフレが

予想される欧米や中国、ロシアとも

一線を画し、

世界で唯一インフレに

スライドする相場。

2013年5月の75億株を初動に

まだ3合目の印象です。

 

奥山 これまでブレずに底値買い。

徹底している。

御用役人が

これなら自分も

あやかりたいといった。

高値から半値以下になったものが

対象で中長期冥利に尽きる。

高値を追うのでなく

底値を拾うわけで

日経平均にこだわる必要がない。

最近、DeNAと

提供した任天堂(7974)が的中。

酷評されるシャープ(6753)と

仲よくつき合っている。

ルネサス(6723)でも

成功し力をつけた。

 

有為  それにしても

個人が売り越し。

3月27日現在、信用倍率6.28。

評価損率

9.99%(前週8.37%)に拡大。

外資と公的年金が

インデックスで

持ち上げているのと対照的。

上げても下げても警戒感が強い。

 

奥山  それは20年以上

下げ相場が続き、

プレーヤーが上げ相場を

知らないため。

信用倍率も常に10倍以上あった。

リーマンショック直後、

日経平均3万2000円から

3万5000円の相場がくると

わかった。

当面2万2000円をつけると

かなり大きな調整がある。

NYダウも

2万2000ドルを目安に頭打ち。

いつになるか何ともいえない。

野村HD(8604)の

2000円相場なしに収まらない。

 

有為  そういえば、

平和不(8803)と大京(8840)を

マークされ異色と思いました。

底堅い動きが続いています。

 

奥山 惚れ込んだわけではない。

買いゾーンにきた。

免震偽装の洋ゴム(5105)が

半端な押しにとどまり、

最近タカタ(7312)と

洋エンジ(6330)も気になる。

この上、決定的な悪材料が出ると

アク抜け。

駄目押しを買うわけだ。

その点、ホンダ(7267)は

宙ぶらりん。

手を出すべきでない。

人間、失敗から物事を学ぶのであって

買いに分がある。

 

有為  直近、

パイオニア(6773)をお奨めでしたね。

前期為替差損が響き

最終185億円赤字を

計上した旨の報道がありました。

典型的な逆張りです。

 

奥山  相場はわからないのが当たり前。

このため、

悪材料を買い好材料を売るわけだ。

日経平均が

3万5000円、6万3000円になっても同じ。

買いの場合、

急落しないと始まらない。

首尾一貫して底値買い。

ここまできた。

死ぬまでお役に立ちたい。

 

有為  日本企業が

立ち直ってきただけに

半年、1年後が楽しみ。

暴落説も根強くご活躍を祈ります。