腫れ物にさわる年度末 金融大手拝み倒す一時的な調整 (2015.02.25)
まちまちで始まり後場一段高。日経平均が高値引けになった。オプションに絡んだ先物のヘッジ買いという。1万8500円のコールを売った向きが本尊筋。FRB議長の議会証言、27日発表される国内の消費者物価指数や
有効求人倍率、鉱工業生産(1月)など改善が見込まれる。年度末を控え需給好転。2月20日現在の2市場信用残高も、売り7451億円(709億円増)に対し買い2兆8527億円(1011億円減)で買い残が5週連続減少。信用倍率3.82(前週4.38)と締まっている。前日述べたように、危機を買い安堵で売り。原油暴落の陰で小康状態。ギリシャ、ウクライナにロシア、中国も常連でコワモテになった。腫れ物にさわるような地合い。昨年10月安値を叩いた売り方の期日が4月にくるため、年度末が高値といえなくもない。ギリシャ支援延長合意が4カ月とあって6月まで先送り。それまでウクライナ、ロシア、中国が持つかどうか誰にもわからない。米国もそうで、原油暴落にかかわらず
(中略)
起きる確率が低く、いつ起きるかわからないが、起きると大きなダメージをもたらすブラックスワン。このままいくと、6月以降どこかで地雷が爆発しそうだ。一口でいうと、リーマンショックで拍車がかかった中国の固定資産投資が限界に達し、原油をはじめ天然ガス、石炭などエネルギーバブルが破裂。世界中ジャブジャブな金融緩和のもとで、金融大手が「一時的な調整であってほしい」と拝み倒している小康状態。これが正体に近い。バンカメの原油先物見通しによると、現在50ドル前後でも3月末31ドルに下方修正。リーマンショック直後の安値36.30ドルを更新する。当たるとは限らないが、配当取りにつられると元手が傷つくことも考えられる。
24日の日経平均136円高。大引け1万8603円。東証一部の出来高23億2000万株、売買代金2兆4500億円。3月限が10円高で寄り160円高の1万8620円引け。10年債利回り0.375%(-0.005%)。指数先物がリード。個別に割安な銘柄の水準訂正が見込まれる。値上がり率上位を見ると、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など関係分。出遅れで■■■■(****)、■■■■(****)のほか■■■■■■■■(****) 、■■■■(****)も悪くない。底値買いの名人から■■■■(****)を入手した。日本目当ての観光ブームに■■■■■■■■(****) 、■■■(****)を立てた。■■■■(****)、■■■■(****)が_頑強。久々に■■■■(****)が目にとまった。まもなく■■■■■■■(****)も動き出す。(了凡)