1万8000円に収斂 原油安モノにすると円高株高に (2015.02.18)
売り一巡から下げ渋り。引け小戻した。欧州株安が円高をもたらし、寄り付き外資系240万株売り越しという。16日ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援プログラムが物別れに終わり、期限の月末まで持ち越し。ウクライナの停戦が前科つきで、デンマークの連続テロやエジプト軍の報復空爆など消耗戦に拍車。一口でいうと、NYの休場明けを探る動きになった。前日の銀行や証券、その他金融にひきかえ、建設の一角や鉄道が出遅れで買われた程度。バリュー銘柄の水準訂正により日経平均1万8000円固め。面白くも何ともないが、東北で強い地震が伝えられ、無事の有難さを見直した。20年債入札が堅調といわれ、コールオプション1万8000円の攻防。17、18日の日銀政策決定会合、同総裁の会見も気の利いたネタが見つからない。あるとすれば26日の貿易統計発表(1月)だが、日本が原油安を最大限取り込むのはこれから。天然ガスや石炭などエネルギーコスト全体に跳ね返り、貿易収支やGDPの大幅な改善につながる。日本のGDPは昨年530兆円で東証一部の時価総額529兆円と肩を並べ、日経平均1万8000円に収斂しているのが現状。このため、原油安のメリットを目一杯吸収すると2万円、2万4000円レベルも考えられる。昨年末の銀行預金残高620兆円(4.2%増)。バブル崩壊直後の1991年末400兆円から55%増という。メガバンクの伸びが顕著で昨年5.1%にのぼる。マイナス金利にかかわらずこのありさま。不安心理のかたまりだ。日銀はクルーグマンに乗せられ、FRBの真似をして異次元緩和に踏み切ったが、彼らの罠にはまらないため原油安をモノにして円高株高に持っていくのが筋。欧米やロシア、中国など消耗戦に引っ張られているうちに手を打てるか。今年、来年肝腎なところ。日経平均が昨年10月底を打った関係上、
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待機資金次第で日本を代表する銘柄を大バーゲンで手に入れることができる。17日紹介した■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など選り取り見取り。2015、16年に限りモラトリアム。調整も前向きに受け止めている。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)それに■■■(****)が健闘していた。
17日の日経平均17円安。大引け1万7987円。東証一部の出来高23億1600万株、売買代金2兆2400億円。3月限が50円安で寄り10円高の1万8000円引け。10年債利回り0.390%(-0.055%)。しつこいもみ合いが続きそうだ。引け後、■■■■(****)が持分法適用関連会社出資分の譲渡益3億1100万円(連結)を発表した。4Q書き入り時で受注増も注目される。■■■(****)は材料待ち。■■■■■■■(****)は3月11日の公開買い付け、翌12日の結果で方向が決まる。■■■■(****)、ノリタケ(5331)、■■
■■(****)よし。■■■■(****)と■■■■■■(****)が気になる(了凡)