上値重い三角もち合い ギリシャとウクライナに中国も (2015.02.16)
前週末反落。円安株高のポジション解消が目立つ。12日伝えられたウクライナ停戦合意と履行の有無を巡るもの。前日買われた反動もあり利食い先行。米経済指標後退から円高に振れ、5年債入札不調とガチンコ。週明けNY休場とあって大半見送られた。13日のオプションSQ値1万7886円。上回って引けたが、三角もち合い放れの最中に上値が重い。これまで債券の入札不調が景気の好転反応といわれ、週明け10〜12月期GDP速報値、26日の貿易統計発表(1月)など期待材料。久々に溜飲の下がる思いだ。しかし、三角もち合い放れも鯨幕になりそうでやり切れない。ギリシャやウクライナ情勢のほか、25日春節明けに中国の「金融危機」も考えられる。このため、日計りが横行し連続性に欠ける。もっとも、2015〜16年日本にとって起死回生のチャンス。モノにしないと世界にも貢献できない。嶋中雄二の「第2岩戸景気」ほど楽観的でないが、これまで円高修正と大幅な原油安を追い風に主力企業が息を吹き返した。日銀の追加緩和が名目GDPを押し上げ、在庫や設備投資、個人消費を促すと成功。流れが一変するわけだ。ギリシャの場合、ドイツがユーロ離脱を認め、年明けフランスも同意したことから急進左派連合が歩み寄り。妥協案の模索に入ったという。万一、通貨をドラクマに戻しても買い手がつかないためだ。2月末が期限といわれ、3月に持ち越し妥協成立ならそれもよし。ウクライナもギリシャ同様に騙しだまし延命を図るほかない。問題は中国。金融危機に前例がなく
(中略)
も考えられる。ゆえに、2月以降も日経平均1万5658円(昨年10月バズーカII直前の安値)を念頭に慎重な対応が望まれる。待機資金の備えが不可欠だ。今年は、■■■■■■■(****)が試金石。■■■(****)が2度目の公開買いつけで51%取得の意向。これに対し個人株主(前期末57.92%)が3月11日を期限に応じるか見ものだ。
13日の日経平均66円安。大引け1万7913円。東証一部の出来高25億6200万株、売買代金2兆6800億円。3月限が20円高で寄り90円高の1万7960円引け。10年債利回り0.415%(+0.025%)。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)程度。■■■(****)は三角もち合い。直立すると、横に這った分丈が伸びるという。4、5月がポイントだ。13日、■■■(****)が決算を発表。あく抜けした。今期回復を見込み復配期待。出番待ちだ。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)よし。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)然り。3Dプリンターはこれから3〜5年で様変わり。待機資金が生きてくる。(了凡)