一息つける停戦合意 光明差し込む三角もち合い放れ (2015.02.13)
12日、三角もち合い放れ。日経平均1万8000円の攻防になった。10日、上放れしそうな足取りと述べた矢先、東証休場中にNYダウが2日で133ドル上昇し鞘寄せ。前日シカゴ先物1万8010円に対し、12日の高値1万8005円止まり。米10年債利回りが低下しドル安円高に振れ、引け小甘くなった。しかし、売買代金が昨年12月12日以来3兆円を突破し、13日のオプションSQで権利行使価格1万8000円を打診する動き。主力が商いを伴って確りのほか、今年初のIPO■■■■■■(****)が公募価格を49%上回る初値つけ前途よし。16日10〜12月期GDP速報値、26日貿易統計発表(1月)に上振れ期待がのぞく。貿易統計に黒字転換が見込まれ、ほどなくドル建て日経平均右肩上がりも考えられる。今年後半米国の利上げ機運と昨年後半から半値以下の原油先物安定着によるもの。以前述べた円高株高に光明が差し込んでいる。円安・原油安の限界と兼ね合いを意味し2、3月に流れ一変と述べた通り。数値に限れば、これまで日経平均がNYダウを上回るとこっぴどく売り叩かれたが、12日のように上回っても反動が出ない見通し。ドル建てで回転が利くと本物だ。ともに1万8000レベルが壁とみられる。政府目標の半分といわれる中国の景気落ち込みと原油先物40ドル割れが気掛かり。逆回転も念頭に置いて駒を進めるところ。円安株高2年、原油先物安半年の影響がこれから実体経済に表面化。理想から現実買いに移行する。12日は輸出関連のほか不動産や保険、小売も高く、TOPIXが昨年12月8日の1454.22を上回り、一時08年1月以来7年振りの高値をつけた。面白きこともなき三角もち合いが雪解けを迎えた瞬間である。値上がり率上位を見ると、関係分で医学生物(4557・JQ)のみ。それも9日JSR(4185)が1株600円で公開買い付けを発表し材料出尽くし。551円で引けた。拍子抜けしたが、
(中略)
反応が見ものだ。
モスクワ時事によると、12日18時過ぎ、プーチン大統領はベラルーシ(ミンスク)に集まった4カ国首脳が15日からウクライナ東部の停戦に合意したという。タス通信も署名を伝え13日世界中高くなりそうだ。
12日の日経平均327円高。大引け1万7979円。東証一部の出来高27億7300万株、売買代金3兆1600億円。3月限が300円高で寄り230円高の1万7870円引け。10年債利回り0.395%(+0.005%)。暫く一息つけそうだ。3Dプリンターのプロトタイプ世界最大手の米ストラタシスが日本の製造業をターゲットに攻勢。今後3〜5年で様変わりという。軽量、強度のほか仕様変更の多い航空機部品のような金型も変化に対応できるスピードがついた。世界の市場3000億円に対し日本1割といわれるが、2020年11兆円との試算もある。■■■■■(****)、■■■■■■■■■ (****)、■■■(****)など空前のスケールになりそうだ。(了凡)