証券ビュー

アンコール伊勢町

賞味期限2年足らず 今の儘では日本も米国の後追い (2015.02.06)

反落して始まり一進一退。上値が重いという。2月も鯨幕でやり切れない。原油先物、円ドル、債券先物然り。連日値幅が大きいため日計りが多い。6日米雇用統計発表が区切りとしても、9日以降明らかになる日本の貿易収支やGDPの改善を市場がどう受け止めるか興味深い。原油先物40ドル割れ、円ドルも110円割れが当面の目安。2、3月三角もち合い放れが念頭にある。4日■■■(****)■■■(****)の上方修正が新たな手掛かり。万一、原油先物40ドル割れ、円ドル110円割れになるとぶち壊し。個人は一貫して売り越しだ。日経平均によると、昨年10月バズーカⅡ直前の安値1万5658円が幻に見えるが、昨年2、3月暴落説が流れ4月底入れしただけに予断を許さない。何しろ、賞味期限2年足らず。このまま三角もち合いが続くにしても、来年日銀が追加緩和から手を引き、

(中略)

しかし、昨年4~6月のGDPが確報値で年率マイナス7.1%。7~9月同マイナス1.9%。恐らく、3~4Q挽回しても当初見込んだ税収増に及ばない。2月3日に特急並みで補正予算3兆1000億円が成立したものの後続なし。そこへ、棚ぼたの原油先物安。名古屋や豊田でガソリン110円台の安売りが始まった。この先100円割れも視野に入り、円安に拘らず原材料や食品、電力代の値下げに跳ね返る見込み。潮目が2、3月というわけだ。■■■■(****)ノリタケ(5331)で相場の流れがわかる。■■■(****)■■■(****)も針に糸を通すような推移。緊迫した雰囲気が伝わってくる。中原圭介の新刊「これから日本で起きること」を一口でいうと、

(後略)

中間層にとっても円安物価高より円高物価安の方がいいに決まっている。米国の場合、大半の国民がリーマンショック前の生活水準に戻れずじまい。悪化する一方という。今の儘では日本も後追い。2、3月追い込むところにきた。

5日の日経平均174円安。大引け1万7504円。東証一部の出来高26億4500万株、売買代金2兆8500億円。3月限が60円安で寄り180円安の1万7480円引け。10年債利回り0.355%(-0.020%)。波乱含みに変わりない。引け後■■■■■(****)が下方修正。不採算案件発生によるもので見込みが外れた。しかし、6日3Q発表であく抜け。ボリュームゾーンの売りを消化すると出直る。難平買い下がりだ。■■■(****)■■■■■■■(****)よし。■■■■(****)が割安。1株当たり連結純資産2159円に対し1477円の引け。旧林原の営業権や1月30日発表した優待、2円増配し30円配当(期末15円)も見どころ。■■■■(****)の水準訂正も魅力がある。2、3月の仕込みにかかってきた。(了凡)