三角もち合い放れ迫る 4、5月左右するポジション (2015.01.26)
外資系差し引き120万株買い越しで始まった前週末。主力中心に一段高。世界の指数も軒並み高い。22日、日銀を上回る量的緩和を発表したECBの声明によるもの。3月から毎月国債を含め約8兆円規模で事実上無期限。HSBCの中国製造業PMI速報値も49.8と予想以上。通過安競争が円安を生み三角もち合い放れが迫ってきた。同日、ダボス会議でゴールドマンのコーンCOOが「世界は通過戦争のさなか」と切り出し、「成長を刺激する最も手軽な方法が通貨安」と図星。米国とサウジのチキンレースといわれる原油先物安と連動し、27〜28日FOMC、30日米国の10〜12月期GDP発表まで我慢比べ。日本の場合、週明けから主力の10〜12月期決算発表本格化。2月4日■■■(****)の発表をきっかけに年度末、新年度入りを先取り。昨年12月の日経平均1万8030円、07年1万8300円が上値の目安になりそうだ。イスラム国で人質になった日本人の解放が難航。1人犠牲になり冥福を祈る。政府は97年の日航機乗っ取り事件で身代金を支払い釈放されたのを最後に要求拒否。ひところ1日2億円原油収入があり、世界中から「兵士」を集めていた「イスラム国」グループが原油暴落で現在大赤字といわれ、要人拘束と身代金要求をセットで資金源にしていることもわかった。事態が流動的で予断を許さず、やむなく推移を見守ることにした。国内に限れば、5月17日の
(中略)
米国が6月に利上げすると限らないが、5月の連休明けから波乱含み。2、3月のポジションが4、5月を左右しそうだ。23日の値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)と■■■■(****)、■■■■■■(****)程度。受け売りだが、「光造形法」という技術を確立した小玉秀男氏(64)。光を当てるとその部分だけ固まる樹脂を積み重ね物体を形成するもので、緒についた「3Dプリンター」の源流。1980年、名古屋工業研究所に勤務していた当時論文や学会に発表したが周囲の反応なし。その後、米国のチャック・ハル氏が特許を取得し、世界最大手といわれる「3Dシステムズ」を創業し脚光を浴びる。小玉氏とハル氏は、95年に優れた民間発明品に贈られる英国の「ランク賞」を共同受賞した。ともに、ノーベル賞候補といわれる。
23日の日経平均182円高。大引け1万7511円。東証一部の出来高20億8400万株、売買代金2兆1200億円。3月限が190円高で寄り150円高の1万7510円引け。10年債利回り0.225%(-0.090%)。週明けも乱高下が尾を引きそうだ。3Dプリンター関連の■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)を2月にかけて本仕込み。■■■■(****)、ノリタケ(5331)、■■■(****)然り。■■■■(****)は初動に過ぎない。ものみな半年、1年後様変わりになる。1月27日取材のため、28日付休載の予定です。(了凡)