踊り場に心なりけり 面白きこともなき三角もち合い (2015.01.23)
外資系330万株買い越しで始まり一進一退。引け円安に振れ日経平均反発。値下がり銘柄の方が多くTOPIX続落。JQ、マザーズ指数も続落している。10年債利回りが一時0.300%台に急伸した。要するに、踊り場。高値整理とみられる。イスラム国の日本人拘束のほか、22日ECB理事会も気になるが、ドイツのDAX指数が連日最高値を更新しリスク後退。NYダウも高値から3%前後の調整で予想以上の出来。しかし、23日に中国の製造業PMI発表(HSBC1月)、27~28日FOMC、30日米国の10~12月期GDP発表もある。関門に違いない。日経平均、TOPIXともに三角もち合い。■■■(****)もそうで、
(中略)
23日が人質事件の期限といわれ気になるが、これを除くと昨年暮れ期待の反動が年明け三角もち合いで吸収され、3月にかけて上放れ。22日も日経平均が25日移動平均線の1万7264円を上回り経過良好。10~12月期決算発表をきっかけに流れが一変しそうだ。昨年12月の1万8030円、07年の1万8300円が上値の目安。万一下放れ、25日移動平均線を割り込むと1万6000円割れ。23日から節分まで目を離せない。面白きこともなき世を面白く、棲みなすものは心なりけり。高杉晋作辞世の句で、看病していた野村望東尼が下の句をつけ足したといわれるが、前日述べたように今後2万円、2万4000円も考えられるだけに心なりけり、円安に伴う主力製造業の国内回帰が広がり、原油安に伴う70日備蓄の在庫一掃がもたらす国内景気の回復が見もの。円安が一服すると貿易収支の改善も顕著で、構造変化に敏感な外資がドル建てで上昇する日本株を見直すはずだ。受け売りだが、1980、83、91、99年など3年前後円安が続いた後の一服場面で電機、精密など輸出関連が外資の買いで急騰した。今回、日本企業が打って変わり業績好転。一次産品や電力料金の値下がりも支援材料。何より、円安一服場面で日経平均、TOPIXもリーマン越え。ひところ、独歩高と述べた所以である。老いて学べば死して朽ちず。死中活あり。苦中楽あり。忙中閑ありだ。
22日の日経平均48円高。大引け1万7329円。東証一部の出来高19億7100万株、売買代金2兆500億円。3月限が100円高で寄り150円高の1万7360円引け。10年債利回り0.310%(+0.065%)。引け後ジャーナリストの常岡浩介氏とイスラム学者の中田考氏がイスラム国と交渉を表明。事態進展が見込まれる。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、ノリタケ(5331) 、■■■■■■(****)が堅調。■■■(****)も確り。トヨタの「ミライ」にチタン材供給が決まり売るに売れない。■■■(****)よし。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)ボトム圏。2、3月逆の動きが予想される。■■■(****)も心なりけりだ。(了凡)