2015、16年に限る 亡国論を粉砕し第2岩戸景気も (2014.12.29)
前週末、模様眺め。閑散に売りなし。後場中頃から先物に打診買いが入った。年明け3日間の地合いを先取りするもので、日経平均3年連続陽線の囲い込み。29、30日締まると面白い。これから半年千金の重み。主力が2月にかけてポジション調整。年度末の日経平均2万円が仮説。これまで世界をリードしてきた米国主要3指数の高値波乱が予想される。26日、節税売りが一巡し中小型株が買われた。来年を一口でいうと、和合・協調が求められ、様々な動きが出るものの。まだ機が熟さず準備の年。もめ事や天災も多く、どう折り合いをつけるが真剣に考える年という。寄り前発表された鉱工業生産速報によると、11月0.6%減(前月比)に下振れしたが、製造工業生産予測調査で12月3.2%増、来年1月も5.7%増と上振れの見通し。気を取り直した。生産が8月に底入れ9月から上昇という嶋中雄二の景気報告に見合うためだ。設備投資がポイント。平均9.4年周期のジュグラーサイクルが、1885年以降130年にわたり支持された経緯が興味深い。戦後の同サイクルで第1(1958〜61年の岩戸景気)が所得倍増の波といわれ、第2(2014〜17年にかけてアベノミクスII)と相似になるところがミソ。むしろ、17年以降ゼロ金利解除や消費税10%の影響が心配という。20年にかけ五輪景気で持ち直しても、1965年の40年不況と似たような反動が見込まれる。2012年11月から日経平均が倍以上、ドルに対し4、5割円安になるなど金融・財政面の景気テコ入れが主因。第3の矢が2015、16年の課題。円安に拘らず、大幅な原油安が支援材料になった。交易条件の改善が在庫から設備投資を後押しすると、「第2岩戸景気」も考えられるという。生産の国内回帰と輸出拡大により15、16年絶好調の見通し。眉唾ものだが、唯一の少数意見で明るいだけに肩を持つことにした。株は20年以上調整したが、円も原油もドルベースで40年以上高騰。13、14年にかけて逆回転が始まった。26日に15、16年守りの日銀と述べたが、原油安次第で第3次追加緩和に追い込まれ、バブル再燃が第2岩戸景気の呼び水とみられる。これまで日本国債暴落、預金封鎖、ハイパーインフレなどメディアの亡国論を余すところなく粉砕するもので心地よい。■■■(****)もこの一環。26日、全て規制が解除され570円引け。半値戻し554円を抜いた。年明け以降、年度末に向けて後続IRが見込まれ、全値戻し736円を捉えそうだ。納会で700円台に乗せると、発会から飛ばすことも考えられる。
26日の日経平均10円高。大引け1万7819円。東証一部の出来高16億2000万株、売買代金1兆3600億円にとどまった。配当落ち分21円という。3月限が20円高で寄り110円高の1万7360円引け。10年債利回り0.320%(+0.020%)。世界の指数も小動きだ。■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)のほか、■■(****)と■■■■(****)に見どころ。航空機関連3銘柄と3Dプリンター関連3面柄が来年有望。■■■(****)も勿論だ。来年2月にかけてNYが腰を振るとみられ突っ込み待ち。来年の発会から3日場味を吟味するところ。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)も出直る見込みだ。(了凡)