取りつくシマがない 非常に明るい嶋中雄二の景気報告 (2014.12.25)
17日から日経平均5連騰。先物と裁定取引によるもので、NYダウ最高値更新に追随。盛り上がりに欠ける。出来高、売買代金とも活況の目安を上回っている程度。プレーヤーが機関投資家に偏り、市場参加者が少ないためだ。10年債利回りが一時0.325%になり1年8ヵ月振りの水準。再び1ドル120円台に入り円安株高に違いないが、いかにも急ピッチで指数採用銘柄が乱高下。17、18日のFOMC声明文を口火に、23日米国の7~9月期GDP確定値が大幅に上振れるなどお祭り騒ぎ。取りつくシマがない。日本の場合、総選挙明けに材料出尽くしで売られた日経平均が前週陽線を引き続伸。逆石油ショックに対し理想買いの打診が見られた程度。差し引きプラスとわかっていても、ロシア、中国、北朝鮮、キューバの動きなど身に覚えがない。ソニー・ピクチャーズの金正恩暗殺をテーマにした「ザ・インタビュー」が一例。約36億円かけてつくり、世界63ヵ国・地域でクリスマス休暇からロードショーの予定が17日になって公開中止。北朝鮮から猛烈な圧力がかかり米国政府がソニーに指示したともいわれる。道理で腰が引け、買い一巡後膠着状態。むしろ、冷静でバランス感覚がうかがえる。米国に関していえば、IPOが盛況となりサブプライムローン再燃が気になるところ。来年2月にかけて
(中略)
それより、以前紹介した嶋中雄二(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の月例景気報告。非常に明るい。今年は春から半年短い景気後退局面があったものの、来年以降キッチン、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフ4つのサイクルがすべて上向き。1961年の岩戸景気と同じような好況が到来するという。テーマも7番目ジュグラーサイクル「観光・文化」に波がきている模様。早々お年玉を■■■(****)に決め、19日下方修正で150円台に押したが、天与の買い場。2012年に■■■(****)を150円台で奨めた時に似ている。
24日の日経平均219円高。大引け1万7854円。東証一部の出来高21億3900万株、売買代金2兆円。3月物が240円高で寄り190円高の1万7790円引け。10年債利回り0.325%(-0.010%)。正念場が近づいている。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)もあと半年。MRJ初飛行を目安にしてきた。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)は、オバマ大統領中間選挙後2016「3Dプリンター」で米国復活が伝えられる通り。2月にかけて底入れが見込まれる。■■■■(****)と■■■■(****)は今後受注増を期待できる。(了凡)