自律反発いいとこ取り 原油安で米シェール革命幻想に (2014.12.19)
米国主要3指数急反発を受けて全面高。自律反発とみられる。買い戻しが入り原油やルーブル安一服。世界の指数も韓国(-0.14%)を除き戻した。主要3指数がFOMC声明文の「相当な間」ゼロ金利政策を維持する。「忍耐強く」対応する苦心の表現をいいとこ取り。一時、日経平均454円高。暮れ、年明け乱高下が予想される。18日発表された米・キューバ国交正常化。アルゼンチン人で中南米出身者初のローマ法王が仲介。1962年のキューバ危機から半世紀振りだ。1年半前、反米で有名なベネズエラのチャベス大統領が死去した時に始まったといわれる秘密交渉。キューバがベネズエラから格安に石油供給を受けているため、国交を回復すると米国の市場が拡大する上、原油安に揺れるベネズエラを叩く狙いもあるという。いまだ半信半疑のシェール革命につながるもので、7月末から半値になった原油価格の暴落が
(中略)
米国で起きたことが日本でも起きるとみられ悲観無用。前日、これから半年千金の重み。年度末の日経平均2万円と述べた。資源バブルのさなかBRICs、その後南アを加えBRICSと呼ばれる新興国ブーム一巡。日本が20年以上経験しているデフレが世界規模に広がる気配。米国がシェール革命の幻想から我に返る時、おのずと日本の追随も終わる。その可能性をダウ2万ドル、日経平均2万円に置いた。■■■(****)が反発。前日失った鞘を埋め443円で引けた。信用規制解除によるもので、19日の事業説明会も手掛かり。12月11日の高値517円を抜くと半値戻し554円が目安だ。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)が関係分。不振のファンドが多く、売りたい強気が本音といわれる。
18日の日経平均390円高。大引け1万7210円。東証一部の出来高27億2800万株、売買代金2兆8800億円。3月限が380円高で寄り450円高の1万5670円引け。10年債利回り0.350%(-0.005%)。先物を見ると、半値戻し1万7510円が抵抗ライン。来年2月にかけてバズーカII直前の1万5670円を覚悟した。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)持続。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■は来年2月出直しの予定。前日、3Dプリンター2016年に本格化と述べた。抜きん出て将来性がある。米国経済はFRBの大規模な金融緩和によりデフレを免れたというが、逆石油ショックの到来で様相が変わってきた。来年が肝腎である。(了凡)