証券ビュー

アンコール伊勢町

疑われる経済政策重視 安保に焦点が移ると影響甚大 (2014.12.17)

主力中心に続落。二段下げになった。世界の指数を見ても、上海の+0.96%を除き全面安。世界がHSBCマーキット発表の中国PMI49.5(12月)を懸念している。前日述べたように、10月31日の黒田バズーカII賞味期限切れが主因。12月8日の日経平均1万8000円を高値に、バズーカII直前の安値1万5658円まで、来年2月にかけてポジション調整。まだ原油安に救われている。ロシアやベネズエラ、ギリシャなど財政逆回転で円高。米国のシェール革命が原油安で採算割れとなり、生産削減に踏み切ると原油高。日本の場合、円高と原油高のWパンチも考えられる。2日公示から14日投開票まで世界で起きたのが原油16%安、S&P3.5%安、独DAX4.9%安、米10年債利回り2%割れ接近、ギリシャ同9%台に急伸などめまぐるしい。ヘアピンカーブそのものだ。アベノミクスの場合、

(中略)

海外の論調も口先だけに変わってきた。受け売りだが、首相は総選挙の大勢が判明した際の会見で、国民の信任をいただいた。憲法解釈変更を意識した選挙だった。憲法改正は私の目標であり信念と述べた。第1、第2の矢が折れ、第3の矢も岩盤規制の既得権を前にメニューを並べただけ。前日述べた吉田茂や岸信介の夢を実現するため、「この道しかない」経済政策重視は見せかけと疑われている。

(後略)

16日の日経平均344円安。大引け1万6755円。東証一部の出来高24億2900万株、売買代金2兆5500億円。3月限が190円安で寄り290円安の1万6730円引け。10年債利回り0.360%(-0.015%)。16、17日FOMCで円高が意識された。10月31日バズーカII直後の窓1万6550円を埋める動き。実際に埋めると、反発に日柄がかかる。■■■(****)が417円引け。改めて見直された。19日事業説明会のほか、近く増担保規制解除が見込まれ底堅い。苦中楽あり。死中活ありだ。■■■■■■■(****)は2番底を探る動き。■■■(****)は日経平均よりマシ。発会まで持ち越しだ。■■■(****)はお年玉銘柄。2月の決算発表まで賞味期限。■■■■(****)が1896円を高値に一服。M&Aも考えられる。■■■■■■■(****)が次の救世主とみられる。(了凡)