証券ビュー

アンコール伊勢町

年度末2万円繰り上げ NYによらず日経平均独歩高 (2014.11.14)

前場小安く入り後場尻上がり。先物の仕掛けといわれ、14日SQを先取りする展開。来週明けも織り込み始めた。17日に首相が帰国するためで、同日7~9月期GDP速報値が伝えられ、18日点検会合が終わると19日解散の見込み。期限21日という。受け売りだが、理由がもっともらしい。

(中略)

APEC、東アジアサミット、G20とめまぐるしい上、17日から解放・総選挙に突入。12月2日公示、14日投開票となれば相場もブレる。13日、日経平均と25日移動平均との乖離率9.94%。10%に迫ると売りが出るといわれ、来週明け再び売り買い交錯。先物の空中戦が収まらないと現物も噛み合わない。しかし、APECで中国のショーアップした現実を見ていると、日本の方がよほどか地についている。

(後略)

13日世界の指数を見ると、日経平均が1.14%上昇しトップ。消去法でリードしている。同日S高になった■■■(****)も似た存在。前日、大口の仕込みが完了し打診買いの形跡。寄り前タイムリーに熊本大のプレス発表があり、同社と共同研究によって治療法がない進行性の頭頸部がん患者に延命効果が認められた。「3種類のがん特異的抗原ペプチドワクチン」治験によるもの。米国で脚光を浴びたTOPK(キナーゼ)が、30万種類の化合物から2種類抽出され癌細胞をアポトーシスに追い込むイメージと重なる。昨年5月の分割換算高値863円を高値に、今年5月安値105円から半値戻し484円が当面の目安。売り方が動揺している。PTS(夜間取引)をみると、399円で始まった。

13日の日経平均195円高。大引け1万7392円。東証一部の出来高24億6700万株、売買代金2兆5600億円。12月限が30円高で寄り260円高の1万7420円引け。10年債利回り0.495%(-0.025%)。日銀のQE2にGPIF日本株買い増し10兆円。直後に総選挙となり、年度末2万円が年末に繰り上がりそうな雲行き。起き抜けNY主要3指標によらず、日経平均の独歩高が予想される。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)■■■■■■(****)■■■■(****)が関係分。総論も各論もレベルが上がり難しい相場になっている。しかし、8月に底値圏で紹介した■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)が水準訂正。13日、中国事業の低迷から■■■■■■■■(****)が下方修正した(了凡)