軒並み大幅な上方修正 11月発表売りで締め括りが無難 (2014.09.30)
週明け確り。買い一巡後もみ合い。引け締まった。前週109円54銭を上回り同75銭の円安に振れたのが主因。29日臨時国会(11月30日まで)が始まり、所信表明で「経済最優先」(安倍首相)が伝えられたのも手掛かり。引け後、
香港の民主化デモに揺れるハンセン指数が2%前後急落したほかアジアまちまち。27日から御嶽山噴火に見舞われ、何の前触れもなく山頂を目指した200人余が火山灰に巻き込まれ、次第に行方不明者が増えていくのが気掛かり。8月20日広島の土砂災害と似たケース。確かに、霊峰として信仰の対象とされながら国立、国定公園の指定なく乱開発。半径50キロにリニアの計画路線があり、降灰の影響それ以上。円安株高に違いないが、盛り上がりに欠ける展開になった。米国で30日に9月の消費者信頼感指数、10月1日ISM(供給管理協会)の製造業景況指数と新車販売、3日に雇用統計発表を控える一方、10月1日の日銀短観、2日ECB理事会、さらに11月9日スペインのカタルーニャ住民投票など波乱要因。ミクロでは、日経平均がリーマン前の水準に戻し、円ドルも当時110円66銭更新が目安になる。しかも、今回「ドル高」に伴うもので、8月以降9月にかけて予想以上の円安。これが10月下旬から11月中旬に発表される7~9月期決算に跳ね返るわけだ。輸出関連中心に軒並み大幅な上方修正が見込まれる。29日、円安に連動するNYダウ、日経平均と述べた通り。11月に発表売りで締め括りが無難。手を空かし中国バブル崩壊、金先物の投げをうかがうところだ。前者の場合、いきなり来ると最悪で、
(中略)
金先物の投げについては、ゴールドマンの仕込みが前提とみられ、量的緩和でジャブジャブに膨れ上がったペーパーマネーと対極。株の天井が金先物の底となり逆も真なり。株の場合、2014、15年ヘアピンカーブ、極限値。その後16、17年にかけて半値、全値戻し、倍返しに変わりない。仮説を立て修正しながら検証する。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)が先行。■■(****)、■■■■(****)が追い上げる。■■(****)、■■■■■■■(****)もスケールが大きい。
29日の日経平均80円高。大引け1万6310円。東証一部の出来高18億5300万株、売買代金1兆7700億円にとどまった。12月限が100円高で寄り50円高の1万6310円引け。10年債利回り0.520%(+0.005%)。いずれ急謄しそうな足取りだ。値上がり率上位をみると、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)が関係分。どれ一つ出来上がっていない。■■■■■■■(****)は逆張り。523円以下買いに分がある。■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)も上方修正を期待できる。(了凡)