吹き込まれた消費増税 クルーグマンとんでもない愚策 (2014.09.17)
3連休明け反落。まちまちで引けた。16~17日FOMC、18日スコットランド住民投票を控え模様眺め。前週5連騰になった日経平均の反動もある。後場寄り前、関東北部で震度5弱の地震があり、一時日経平均120円安になったが、日銀総裁が大阪経済4団体共催の懇談会で「必要なら躊躇なく介入する」旨を発言し下げ渋り。三空になった■■■■■■(****)が日経平均を34円担いだ。卒直なところ、ニュートラル。14日NHKの番組で発言した首相と同じ。消費増税にこだわれば、上げるより上げないリスクの方が大きい。だからといって強行すれば、来年10月10%を待たず腰砕け。米国が利上げをほのめかす一方、欧州、中国、ロシアなど経済の落ち込みが深刻。日本も病み上がりで心許ない。そもそも、首相の消費増税や財政再建は大半吹き込まれたもの。集団的自衛権や安全保障の方に軸足が残っている。受け売りだが、経済学でノーベル賞のクル―グマン(61)が日本の消費増税に対し「とんでもない愚策」と一蹴。自滅した97年をトラウマに「元の5%に戻せ」という。さらに、日銀総裁が日本復活のためどんな手も打つと反復表明すること。経済を変えるには劇的なことが必要で、国民の期待感が膨れ上がると期待インフレ率が上昇。実質金利が下がり財政事情の好転をもたらすと立て板に水。流石である。直近の分析によると、米国の景気回復は十分でなく長く続かない。中国はこれまで歩んできた道の終わりに突入。今後非常に困難な不況期と直面し、最悪の場合日中開戦も考えられる。戦争になると、市場も調達先も失われ破壊に拍車がかかる。消費増税は戦争と同様にペイしないという。9月安のジンクスに異を唱え、11月にかけてクライマックスと述べた。日本に限り政策の選択余地が大きいためで、以前述べたGRIF見直し、日銀の追加緩和、首相訪朝など特殊要因によるもの。3月から5月まで安値を叩いた売り方の期日に相当する。事実上、来週で9月も終わるだけにあと2ヵ月。12日「暴落説」が届いただけに10、11月注目の場面。■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など目配りしている。
16日の日経平均36円安。大引け1万5911円。東証一部の出来高18億6600万株、売買代金2兆300億円。12月限が10円安で寄り変わらずの1万5850円引け。10年債利回り0.575%(+0.005%)。円安と同様に急ピッチな動きとなり波乱含み。10、11月に決着をつけたいところだ。■■■■■■■(****)は予想以上。852円を戻り高値に594円まで30%押して反発。半値戻し723円が目安。9月2日の高値583円より上で止まり、倍返し1110円も考えられる。■■■(****)が11日から反転。24日、中村教授(61)の報告次第で6月高値202円に挑戦。三角もち合いが長いだけに上放れると大きい。16日iPS(人工多能性幹細胞)関連が軒並み確り。バイオの需給が好転し、次の流れができた。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、ダークホースの■■■■(****)よし。■■■■■■■■■(****)850円待ち。来年MRJの初飛行を視野に航空機関連がテイクオフ。戦後、米軍がゼロ戦をトラウマに日本の航空機生産を禁止した経緯が面白い。(了凡)