証券ビュー

アンコール伊勢町

適応しないと残れない 予想される政策当局の口先介入 (2014.09.05)

3、4日材料出尽くし。持ち高調整売りが目立つ。改造内閣や日銀に寄せる政策期待の後退が主因とみられ、米景気「好転」を見越したドル買いが一服し若干円高。4日ECB理事会、5日米雇用統計発表待ち。週末も模様眺めになりそうだ。3日発足した第二次安倍内閣。女性大臣5人、谷垣幹事長起用が目玉とはいえ、高市総務相(53)が郵政や消防に疎い一方、小渕経産相(40)も経済に馴染まず脇が甘い。むしろ、10月福島・11月沖縄県知事選、APEC(北京)、ロシア、北朝鮮との対応に備え自民党新4役が締まって見える。株が上がるとすれば、塩崎厚労相(63)の言動によるが、首相を含め来年9月の総裁選までもつかどうか。今秋から丸1年、戦後70年続いた現体制の再構築待ったなし。欧米がウクライナと中東なら、日本は中韓、ロシア、北朝鮮とも懸案処理を迫られ、誰が見ても優秀な人間でないと問題を解決できない。失礼だが、海外も人材払底。欧米はじめ支配階級が自分たちの既得権を守るため都合のいい指導者を引き回し、追加緩和で延命に次ぐ延命を図っているのが現状。日本と同様、曲がりなりに70年平和が続き、修羅場をくぐった猛者がいない。金融危機が起きるたび、FRBやECBが弁慶並みの勧進帳をでっち上げ、関守の富樫を騙して難を逃れるという芝居を繰り返している。彼らにとって株高が生命線。リオ五輪を中継地点に2016年までやり繰り算段。20年にかけて東京五輪をぶら下げ日本がアンカーと述べた。洩れ伝えられる仮説に過ぎないが、今秋からヘアピンカーブ。来年極限値だけに国内はおろか海外でも落伍者続出。円ドル105円を突破し、やがて

(中略)

日本でもアクセルとブレーキを同時に踏む政策で体力を消耗。来年10月消費税が10%になると回らなくなるところも出る。今年と来年が肝腎。適応しないと残れないのだ。

4日の日経平均52円安。大引け1万5676円。東証一部の出来高21億株、売買代金1兆7400億円。9月限が変わらずで寄り70円安の1万5630円引け。10年債利回り0.530%(+0.005%)。うねりが感じられる。値上がり率上位を見ると、■■■(****)と■■■■■■(****)が関係分。大半三角もち合いに入り上振れの気配。■■■(****)と■■■■■■■(****)。■■■■■■(****)と■■■■(****)。■■■■■(****)と■■■(****)も一触即発の足取り。■■■■■■■(****の反転が光明をもたらした。■■■(****)も動き出す。4日紹介した■■■■(****)然り。これから暮れ、年明け株が下がると困るため、政策当局の口先介入が活発になる見通し。需給がいいだけにジンクス破りの9月と読んだ。(了凡)