証券ビュー

アンコール伊勢町

11月まで無死満塁の場味 2014〜15年ヘアピンカーブ (2014.08.26)

週明け中小型中心に堅調。7ヵ月振り円ドル104円台を好感し後場一段高。依然薄商いで盛り上がりに欠ける。しかし、東証2部指数が7年振り4031.77の高値引け。8年振り売買代金735億円と前週末から85%増。旧盆明け各論が突破口になった。8〜11月、消費税追加引き上げを巡り日本の特殊要因によるもの。市場が5月下旬明らかになった信託銀行のPKOを受け入れ、9月末にかけてGPIFの日本株に向けた配分20%超を織り込む展開。反動の反動で上振れを見越した7〜9月期GDPを先取りしている。信託銀行が東証で現物、大証で先物を買い越す一方、日銀のETF買いも「異次元緩和」に次ぎ徹底したもの。このため、ヘッジファンドの売りポジションが機能不全になりボラティリティ低下。一部不本意にしても、11月まで売り方の期日が到来し無死満塁のような場味。思ったほど点が入らない。25日、関係分で値上がり率上位に顔を出したのが■■■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)の僅か二つ。次第に中小型の水準訂正が進み、9月末にかけてGPIFの見直しが本格化すると全面高。時ならぬもので違和感もある。事実、内閣改造、首相訪朝、総選挙のほかプーチン来日も消えたわけでない。31日にはインドのモディ首相来日(9月3日まで)があり、ODA関連の人気化も考えられる。25日述べたように、週明けから9月サプライズ含み。リーマンショック以来相場らしい形跡がなく、業績回復が見込まれるだけに各論でも意外高の公算が大きい。92年の総合経済対策で公的資金が導入されPKOといわれたが、当時日本株のPERが40倍(米国15倍)といわれ割高。現在15倍で米国と肩を並べ、曲がりなりに投資といえなくもない。12月に7〜9月期GDPの上振れを吟味して消費税2%追加が決まると材料出尽くし。売り方が踏んだ後、買い方の投げがないと収まらない。結局、午(うま)尻下がり。来年、未(ひつじ)辛抱の見通し。ウクライナや中東を巡る地政学リスクに対し、

(中略)

25日の日経平均74円高。大引け1万5613円。東証一部の出来高15億6360万株、売買代金1兆4100億円。9月限が40円高で寄り70円高の1万5620円引け。10年債利回り0.505%変わらず。14日、夏の高校野球最終日、決勝で三重を4対3と逆転した大阪桐蔭。2年振り4度目の優勝を飾った。中村主将が「秋にコールド負けして夏に日本一になる目標を立て達成できた。嬉しくて涙が止まりません。」と述べた。われわれも8〜11月よほどか相場に学び、12月以降極限値突破の道筋をつけるところ。非鉄、3D、航空機関連御三家に底値圏5銘柄。■■■(****)、■■■■■■(****)のほか■■■■■■(****)、■■■■(****)など一本釣り。■■■(****)のがんワクチン承認が目指す日本一。2014〜15年、ヘアピンカーブに相当する。(了凡)