アベノミクスの使命 ありったけ政策動員し第2幕 (2014.08.13)
欧米の戻りに追随。先物のポジション調整に翻弄された。13日下振れが伝えられるGDP発表のほか、翌14日、6月の機械受注統計も5月がマイナス19.5%だけに二の足を踏む展開。9月限が寄り引け同値で引けた。大本営発表、プロパガンダを棚上げするもので、旧盆入りに拘らず緊迫した雰囲気。日経平均を見ると、昨年12月1万6291円を高値に年明けから4ヵ月連続安。5月以降3ヵ月連続高。信託銀行の買いが目立ちPKO相場といわれる。8月に入り12日まで陰線だが、13日から事実上サマーラリー。11月17日の7〜9月期GDP発表まで続くと述べた。巷では「バブルつくり」がアベノミクスの使命といわれ、出来なかったら意味のない政策。失敗に終わる。これまでデフレ脱却に成功したが、せっかくバブルが出来かけたのに消費増税二段構え。辻褄が合わず予断を許さない。3%アップで8兆円。さらに2%追加し5兆円余り。首相の国際公約とはいえ、政策矛盾が足かせ。上は回っても下々が回らず、原発再稼働と合わせ先行き混乱が予想される。そこで、市場に流れているのが
(中略)
このため、逆張りで臨むところだ。■■■■(****)の430円前後、■■■■■■(****)の1500円前後も目安。無理を通し消費税10%が決まるとアベノミクス用済み。その後、景気回復に支障が出るとみられ売り転換。5月からPKOで持ち上げた反動が出る見込み。しかし、今回の政策動員はインパクトがあり、11月のAPEC(北京)にかけて来年を先取りするもの。何点取られても取り返す相場になる。12日に■■■■■■■(****)を取材した。昨年3月■■■(****)と資本業務提携から具体的な仕込み急ピッチ。来年3月末をめどに相当な事実が明らかになる見通し。主力製品が自己免疫疾患から遺伝子試薬にシフト。先行投資と在来製品の値崩れが初の営業赤字につながった。2Qから採算が改善し3、4Q追い込み。反転すると倍返しが予想される。12日の日経平均30円高。大引け1万5161円。東証一部の出来高16億1800万株、売買代金1兆6100億円と薄商い。9月限が20円高の1万5150円引け。10年債利回り0.510%変わらず。淵をのぞくような場面になった。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)まで。■■■■(****)と■■■■(****)が圧倒している。8月一杯、■■■■■(****)と■■■■■■■■(****)が前衛。引っ込みがつかなくなった。13日から11月17日まで消費税10%の「国際公約」を守るため、あらゆる政策動員が考えらる日本固有の相場。ビギナーのつもりで謙虚に学びたい。第2幕が上がるまで柔軟な対応を迫られる。3Dと航空機御三家が攻め、非鉄御三家は守りの要。■■■(****)は12日述べた通り。徐々にうねりが出てくる。受け売りだが、経済が好転するのは地価が上がったところだけ。バブルつくりにかかっている。(了凡)