一泡吹かせたい7月 カモならぬオトリのGPIF (2014.06.26)
材料出尽くし。反落した。前日の新成長戦略とGPIF限度枠の引き上げ、早朝コロンビア戦敗退など加味したもので、NYダウ119ドル安、アジア株安に呼応。妥当なところだ。奇跡、神風が起きなかっただけのこと。GPIFがカモでなくオトリと聞いて大本営発表、プロパガンダも神通力を失った。英国のフィナンシャルタイムズが首相の放った「第3の矢」に対し、1本か2本当たることを願って1000本射ったようなものと論評。サプライズがなかった分、PKOありとでもいいたげ。昨年5月23日をトラウマに相場のレベルが予想以上あがった。前日S安の■■■■(****)。180円で引けたが、2日で9000万株(発行済み6300万株)売り物を吸収し、事実上■■■■■■(****)の勝ち。前期連結8年振り最高益を計上し野球も強い。既に元手の3倍以上。3Dプリンター大手の将来性を嗅ぎ付けている。23日S高で喜んでいたが、24、25日の相場で正体がわかり、■■■■■■(****)と■■■■■■■■■(****)にも跳ね返る見通し。今年は11月に米中間選挙があり、共和党の巻き返しが見込まれるだけに、優柔不断のオバマ大統領レームダッグ。ヘーゲル国防長官突出が伝えられる。手詰まりも10月まで。7~9月間が持てなくなりそうだ。一方、中国の時代が終わったというのも世界の共通認識。ソロスが2年以内、クルーグマンも今後30年以上停滞と述べ、2015年が極限値の目安に変わりない。日本では「自滅する中国」(芙蓉書房出版)を出したエドワード・ルトワックが正鵠をついている。受け売りだが、中国はモンゴル帝国の末裔。漢民族の中国は唐の時代に滅んでいる。過去1000年のうち、700年異民族に支配され、漢人が殺され逃亡していなくなった。中華人民共和国という国家も僅か60年の歴史しかない。これでは人心、国家も荒廃し長続きするはずがないという。中国の戦略が常に間違うのも孫子の兵法を読み過ぎ。自ら戦略を考えるといって、相手のことを考えず行動すると常に反発を受ける運命。よって立つ国内矛盾のため、最善の道をとる余裕がない。その点、5月26日インドの首相になったモディ氏が日本に強い期待感をもっていることがわかりほっとした。日印がアセアンを含めアジアの将来に光明をもたらすという。ベトナムからインドに延びるハイウェイが連帯の架け橋といわれる。
25日の日経平均109円安。大引け1万5266円。東証一部の出来高18億1200万株、売買代金1兆6300億円。9月限が110円安で寄り140円安の1万5260円引け。10年債利回り0.570%(-0.005%)。手詰まりもいいところだ。せいぜい■■■■(****)が後場反発した程度。■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など安い。■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)買い下がり。Wカップが終わるころプーチンの出番。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)はMRJ絡み。来年4~6月初飛行といわれ9、10月仕込み場と考えられる。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)が極限値ヘッジの目玉。刻々出番が近づいてきた。インド首相来日の際、架け橋になる銘柄が出てくる見込み。7月に一泡吹かせたいところだ。(了凡)