Wカップ目くらまし 何が起きようと負けられない (2014.06.11)
寄り後買われ反落。後場一段安になった。上値が重く先物・裁定解消売り。円高に振れ輸出関連が見送られたほか、13日にSQを控えポジション調整。幅広く売りが出た。PKO相場に買いなし。あるとしても、■■■■(****)、■■■■■(****)止まり。昨年トラウマになった新成長戦略が顔を出し時間稼ぎも一旦限界。4日に日経平均が半値戻し(1万5102円)を実現し、出来上がりと述べたばかり。株高・債券高の共存が困難になり、株安・円高に跳ね返りそうな場面になった。奥手の■■■■■(****)も9日半値戻し。150円をつけ一服している。僅かに■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)が碓り。アベノミクス7度目を数える1万5000円の攻防。5月21日以来信託銀行の一手買いで上げただけに新成長戦略陳腐化。決め手を欠いた展開。昨年6月5日のトラウマ(518円安)を念頭に進むところだ。恐らく6月13日からWカップ(7月14日まで)が目くらまし。報道されないと「何事もない」状態。ソチ冬季五輪(2月7~23日)当時クリミアを併合したロシアの報道管制がお見事。中国は洩れ伝わりお粗末という。11月4日に中間選挙を控えている米国の事情からすると、
(中略)
とにかく、S&P500が割高。昨年30%上昇したが、構成銘柄500種の増益率約6%。増収率も約1%にとどまり、今年に入って上昇に拍車。構成企業もCEOの業績見通しが弱く対照的である。強気なのは浮世離れしたウォール街と米国かぶれした日本の政治家、金融機関、大手メディア程度という。米国の場合、設備の更新を見送り、教育水準の低下に歯止めがかからないため労働生産性が低い。1人当たり労働時間も日本や中国に比べ短い。実体経済の回復と資産価格の乖離が目立ち始めた。5月売りを6月に持ち越し
(後略)
10日の日経平均129円安。大引け1万4994円。東証一部の出来高19億8000万株、売買代金1兆7200億円と薄商い。6月限が変わらずで寄り160円安の1万4970円引け。10年債利回り0.595%変わらず。つかえたとみられる。流石に新規なし。売り一巡後、再び上値を越す場面が予想され戻り売り。4月末に■■■■(****)を600円割れで拾い、6月9日696円(計算値699円)で頭打ちとなり物足りない。一事が万事腑抜けになっている。前日述べた■■■■(****)や■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)も幕間繋ぎ。今秋以降、本命が極限値を先取りして動く見込み。国際金融資本は1989年旧ソ連を解体。ウクライナのチェルノブイリ原発事故が決め手といわれ。2011年3月11日、東電の福島原発事故をきっかけとする日本解体論も同じ手口。この相場、何が起きようと負けられない。(了凡)