場合によると大幅安 振り出しに戻り難平買い下がり (2014.05.20)
週明け正念場。日経平均1万4000円の攻防。目を離せない。場合によると、大幅安も考えられる。20、21日の日銀政策決定会合、21日貿易統計発表、22日未明イエレンFRB議長講演、同日HSBCによる中国のPMI速報値発表(5月)など連日目まぐるしい。ヘッジファンドの中間決算、昨年12月の高値期日を控え、6月発表される「新成長戦略」が出涸らしの情勢。16日も前場買い戻しが一巡し後場反落。引け再び小戻した。外資の売りに対し国内勢が買い越しの模様。4月14日に日経平均が節分・彼岸底を割り込んでから戻りが鈍くなった。薄商いで戻し、まとまった売りが出ると大商いで急落。14日、これまで3度と述べた。いずれも日銀の決定会合後、2月4日610円安、3月20日238円安、4月11日340円安。しばしば触れる2万3100円を目安に難平買い下がり。半値戻し1万4700円で利食い千人力。■■■■■■■■(****)の場合、
(中略)
消費税の反動については16日述べた通り。4〜6月まちまちだが、2月から景気動向指数の先行値が悪化しており、7〜9月以降認めなかった97年当時そのもの。当局は株安なしに動かないため、早ければ5月、遅くても7〜9月大幅安で政策変更を促す見込み。当サイトでは昨年5月22日から毎日10年債利回りを掲載。16日英国2.7%、米国2.6%、ドイツ1.5%など比較した。金利はほぼ利潤率に一致するため、国債10年物金利は向こう10年、名目でどれだけ成長が見込めるか予想するもの。日本はゼロ金利、ゼロ成長、ゼロインフレが長く、ゼロ成長社会に最も近いところにいる。触覚を沢山持ち、感性を磨かないと目先のデータや多数の意見に流されるという。アベノミクスは期待のみ。一昨年11月から昨年5月まで僅か半年円安と株高で幕。以後まる1年、振り出しに戻った。日銀が異次元緩和を発表した当時1万3100円だったが、1万2415円(昨年6月13日)まで押すことも考えられる。
19日の日経平均90円安。大引け1万4006円。東証一部の出来高17億7100万株、売買代金1兆5500億円。6月限が10円高で寄り100円安の1万4030円引け。10年債利回り0.590%(+0.010%)。向こう10年ゼロ成長が続くと出ている。重複するが、増益基調の■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)が新規。じっくり吟味するところだ。■■■■■■■(****)が安い。直近1800円と踏んだが、1500円台に修正。半値戻し2200円台のボックス圏とみられる。
(後略)
5月と7〜9月ものにするに限る。(了凡)