空回りする追加緩和 TPPも11月まで答え出ず (2014.04.28)
前週末一進一退。売り一巡後買い戻しが入り模様眺め。決め手を欠いた。日米共同声明が25日に持ち越され、TPP合意が見送られたほか、尖閣、拉致、集団的自衛権など予想通り。新たな手掛かりがなかったためだ。週明け日銀総裁会見(30日)、4月の米雇用統計発表(5月2日)を控え売れず買えずの雰囲気。米大統領来日も国賓待遇のセレモニーにとどまった。23日、銀座の寿司屋でいきなりTPPを切り出した米大統領。深刻な雰囲気だったという。しかし、メディアが「生まれて初めてこんな旨い寿司を食べた」と伝えめくらまし。大統領は半分しか手をつけず、
(中略)
野口悠紀雄(73)のいう通り、追加緩和空回り。物価が上がる半面、賃金は上がらずじまい。消費税引き上げを吸収できず国民が貧しくなるだけ。実体経済に何の影響もない。企業が未曾有の内部留保を持ちながら、国内に設備投資意欲がないため借り入れ需要も弱い。日銀の当座預金残高がブタ積みといわれ、さらに国債を引き受け積み増したところで貸し出しが増える道理もない。結局、金利の高騰を抑え、政府の財政資金調達を円滑にする国債バブルという。物価上昇率が名目金利を上回るため実質金利マイナス。負担なしの支出増が容易になるという点で不健全。ゆがんだ状態をただす必要がある。国債バブルと国民負担なしの財政拡大が泣きどころ。受け売りで14日に政策転換の一例を紹介したが、決死の覚悟がないと直訴しても足払い。案の定、麻生財務相(73)が11月の中間選挙まで「TPPの答えは出ない」という。米国は勿論、日本も農産物が死活問題。ともに生産者の反対を吸収できないわけだ。こうなると、
(後略)
恐らくGW前後から微温湯に入っていられなくなる。
25日の日経平均24円高。大引け1万4429円。東証一部の出来高20億5400万株、売買代金1兆7500億円。6月限が40円安で寄り40円高の1万4460円。10年債利回り0.620%(+0.010%)。贔屓のもので■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が堅調。紹介後足取りを見守っている。絶対諦めないこと。■■■(****)や■■■■■■■(****)など特大の材料含み。遠吠えだが、ストップ高3日で生き返る。来年を極限値に収束相場が見込まれる。昨年同様5月が負のクライマックスとみられる。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)も目を離せない。(了凡)