まさかの安値で挨拶 日経平均8521円が目安 (2011.08.22)
下げの第2波が始まった。18日NYダウ419ドル安、ナスダック131ポイント安、さらに金先物1822ドル(28ドル高)によるもの。金先物は4日連騰だけに25~26日要注意。急騰の反動が予想される。相場は値幅より日柄といわれ、18日述べた26日ないし29日が次のポイント。19日にTOPIXが3月15日の年初来安値(766.73)を下回り、日銀のETF買い入れを材料に下げ渋った日経平均も追随。円売り介入にもかかわらず円ドル75円台を覚悟している。目安は日経平均8521円。さあこい、というわけだ。たとえはよくないが、東日本大震災と同じ。原発事故を含め被災しないと軌道修正できない。民主党代表選にしても現行の延長上。親分がいなくなり子分だけ。帯に短し襷に長し。一度政治家が国のために命を賭ける姿を見たいものだ。つまり、新代表が首相になっても現体制のまま。米欧や中国など海外も大同小異。来年主要国のトップ交代が実現しても変わらない。既得権を引き継ぐためで、カネの切れ目が縁の切れ目になっている。米国の資金繰りが7月から支障をきたし、同国内と海外でも禁断症状続出。先進国、新興国を問わず暴動が広がった。困難をきわめるのがアングロサクソン、ラテン系の旧帝国と旧植民地。ともにジリ貧の一途。金融に特化し、相場で大穴をあけて転落に拍車がかかった。典型がギリシャ。汗をかく生産活動を大半奴隷に任せ、自由市民といわれる連中がプラトンやソクラテス気取りで哲学、ギリシャ劇びたり。遊んでいながらいい暮らしをしたいエリートが国を仕切っているという。米国も転落の瀬戸際。政府支援で息を吹き返した大銀行や大企業が高給のお手盛り。見兼ねたサブプライムローン延滞者が合理的な判断として次々返済ストップ。滞留債権や差し押さえ物件が山のように放置された。そもそも、FRBの量的緩和は09年3月3000億ドル、10年11月表明した6000億ドルの2回。何のためといえば、AIGを頂点に大手金融機関やフレディ・ファニー、大企業、一部特権階級を助けるのが本音。一般大衆に何らおこぼれがない。大衆はリーマンを倒し、AIGを助けた理由がわかってきたという。つまり、追加緩和第3弾も痛み止め。むしろ、ステロイド漬けの副作用が気になる様子。26日のFRB議長講演にかかっているという。
日経平均は224円安。14時36分東北で強い地震があり指数先物一段安。大引け8719円になった。出来高20億4700万株、売買代金1兆3600億円。いかにも引け味が悪い。15日公募発表で売られた■■■■■■(****)が3400円まで戻した。先行投資が収穫期入り。今、来期ビジネスチャンス。1Q予想以上のスタートを切っている。■■■■(****)は905円が上値の目安。■■■■(****)は660円が下値の目安と述べた。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)は内需関連の代表的なもの。26日ないし29日打診買い。■■■(****)、■■■■(****)も逆張りゾーンに入ってくる。■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)もベトナムの拠点が魅力。復興需要も手がかりで、26日ないし29日買い下がり。世界連鎖株安というが、月末には一服とみられ、日本の場合、米欧や中国と一線を画したもの。デフレの終わり、最後の円高に相当し、8月から陰の極に入った。■■■(****)、■■■■(****)もまさかの安値で挨拶にくる。(了凡)