相場にならない消耗戦 今年もジンクス通り5月調整 (2014.04.22)
買い一巡後見送り。小甘く引けた。前週末に日経平均が1万4500円台を回復。海外休場を受けたもので、寄り前発表された2013年度貿易赤字13兆7488億円(3年連続最大)が円安を呼び小康状態。先物・裁定取引による空中戦にとどまった。前週から極端な薄商い。口先介入で時間稼ぎ。首の皮一枚つながっている。どこにも勝ちがつかない消耗戦とみられ、ゆくゆく追加緩和も売り材料。政策転換、安倍退陣を迫るものと述べた。日経平均を見ると、2月に暴落説が流れ節分底、彼岸底、4月11日1万3885円で事実上底割れ。さあ殺せというわけだ。25日米大統領が離日すると、
(中略)
何より、消費増税後政府・日銀の認識が甘い。例えば輸出産業。自動車の海外現地生産に拍車がかかり、電機もフルセット輸出から部品輸出・完成品輸入に移行し円安効果一巡。追加緩和で円安を促すと、全体の8割を占める内需産業がコスト高で悲鳴をあげる構造になった。法人減税、設備投資減税も知れたもので公共投資さえ求人難。そこへ米ロ首脳がTPPやサハリン2を持ち掛け日本取り込みに来日。相場は昨年5月FRBの緩和後退で転機を迎え、今年も5月調整のジンクスと16日述べた。「消耗戦のガス抜き9月まで」のおまけつき。首相に私心がないからいいようなものの、6月発表される成長戦略で材料出尽くし。最近「6月前後痛い目にあうかもしれない」との風説も流れている。しかし、決め手を欠いたもので100年に1度の踊り場。19、20世紀を前例に2013年から大回り3年。15年を極限値とするもの。ウクライナ政変、中国のバブル崩壊、マレーシア航空機事件、韓国のフェリー転覆など売っても買っても相場にならない。
むしろ(後略)
に分がある。
21日の日経平均3円安。大引け1万4512円。東証一部の出来高17億7900万株、売買代金1兆3000億円。6月限が30円高で寄り10円高の1万4530円引け。10年債利回り0.607%変わらず。音無しの構えが続く。重複するが、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が新規。■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)が健闘している。■■■(****)、■■■■■(****)を見守りながら■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)の出番待ち。仕込みの形跡から中長期大きい。(了凡)