証券ビュー

アンコール伊勢町

5月調整のジンクス  消耗戦のガス抜き9月まで (2014.04.16)

買い一巡後伸び悩み。自律反発にとどまった。前日NYダウ上昇、円安によるもので、首の皮一枚と述べた首相と日銀総裁の会談が手掛かり。15日、首相官邸で同総裁が「必要なら躊躇なく追加緩和」と表明しケリ。引けが甘い。追加緩和は賃金以上に物価を押し上げ、実体経済に打撃を与えるといわれ、米国がリーマンショック以来5年でQE3までいってオーバーシュート。昨年12月テーパリング(緩和縮小)に踏み切ったばかり。日本では昨年後半からGDPが伸び悩み、全体の8割を占める内需産業中心に息切れ。4月から消費税3%、来年10月にも2%引き上げとあって、11日に予想以上の影響が出ると述べた。やり過ぎると実体経済を殺すため、内需関連延べ5000万世帯が損失を被る所得移転が理不尽に起きるとも述べた。よって、
(中略)
やはり、穏やかでない。87年のブラックマンデーを予言したといわれるマーク・ファーバー(68)。NYの株高が入口から5年経っており、強気相場も最終段階というくだりが興味深い。
しかし、
(後略)
前者は安全だとお墨つきを与えた自民党が事故の責任を取らず、収束に向かい汚染水もアンダーコントロールといって東京五輪を招致。今さら安全を確認して再稼働もない。有価証券報告書に基づいて計算すると、原発はもともと高く再稼働すれば損が拡大する。3年経ち甲状腺癌の発病が目立ち始めたという。リニアも当初から赤字。最先端の技術を開発したのに利権にならないためで、■■■■(****)にとって9兆円投資が重荷。開業すれば東海道新幹線の乗客が減る。人口減で中長期収益見通しも甘い。国内外、一度消耗戦を止めないとガス欠が予想される。
15日の日経平均86円高。大引け1万3996円。東証一部の出来高17億4900万株、売買代金1兆5600億円。6月限が120円高で寄り80円高の1万4030円の引け。10年債利回り0.600%変わらず。出来申さずも珍しくない。贔屓なもので、■■■■(****)と■■■(****)がお茶を濁している程度。HFT(超高速取引)が規制されると下落に拍車といわれるが、中長期には取引正常化を促す構造的な支援材料。50年か100年に一度巡ってきた時代の過渡期を前向きに受け入れるところだ。和食が世界の無形文化遺産になり、■■■■■■(****)、■■■■(****)が買われる時がくる。これから半年ガス抜き相場。プーチン来日を先取りする上で■■■(****)がモノになればよし。115円を目安に買い下がり。平和条約、北方領土、天皇の金塊などパイプラインに繋がる。(了凡)