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企業レポート

2年後に統合効果  ktk  4月16日 (2014.04.15)

リサイクルトナー数量増
2Q黒字転換し3Q需要期入り
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ktk(3035・JQ)は底入れ。2Q黒字転換し3Q需要期入り。反転のきっかけをつかんだ。ピークから1割程度落ち込んだリサイクルトナーの数量増が手掛かり。徐々に青雲クラウンの顧客が採用している模様で営業に活気が戻った。しかし、単価がシビアで前年割れ。昨年後半からアベノミクス息切れ、4月から消費税引き上げの影響もあり3、4Q追い込み。採算の改善に全力を挙げる。前回統合半ばと述べたが、2012年12月21日効力発生を念頭に今期の実績がベース。当初打ち出した循環型の最適調達を目指すビジネスモデルに対し、今、来期の仕込みが統合効果を左右しそうだ。ルーツがカトー特殊計紙。インクリボン製造部門が独立しトナーカートリッジ、カセットリボンのリサイクルで発展してきただけに、アイオーテクノ(連結子会社)が生命線。ゼロエミッション、障害者雇用でも評価されモチベーションが高い。トナーの成長率3%、リサイクル率26%といわれるが、同社の場合6、7%成長が見込まれ、今後10、20%市場拡大を視野。青雲クラウンの顧客が大半採用するだけでインパクトがある。3、4Q青雲クラウンが需要期を迎え予想を上回ると面白い。PPC用紙、ビジネスフォーム、その他商品も「はっするネット」(独自のweb購買システム)浸透が手掛かり。大型ホスティング案件一巡と旧サービス契約更新により減収減益のソリューション事業梃入れが課題。今、来期の対応が注目される。
2014年8月期(連結)は、売上高170億3000万円(36%増)、営業利益5000万円、経常利益5300万円、純益1400万円と従来通り。配当は期末2円の予定。営業外収支が黒字で前期末連結純資産25億円。時価総額13億円に過ぎず歯痒い思い。同社は今年、来年調整運だが、青雲クラウンとアイオーテクノが安定しており高い運気。2Q底入れした矢先、3Q反転すれば4Q追い込み、来期に繋がる。青雲クラウン、アイオーテクノとの相性もいいだけに期待をもてる。2年後に統合効果が出る見通しだ。

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