第2、第3波に備えよ 1940年幻の東京五輪が前例 (2014.03.24)
前週末反落。八方破れの円安株安。万事休すと述べた通りだ。持ち高調整に伴う外資の先物・裁定解消売りが主因。19日NYダウ114ドル安に拘らず、シカゴ先物1万4500円。大証を80円上回り、米緩和縮小、利上げ観測から円ドル102円台も及ばず。20日が節分に次ぐ彼岸底としても、26日の権利つき最終次第で4、5月に調整持ち越し。日経平均が1万4008円を切ると、
(中略)
しかし、昨年9月シリア内戦から流れが変わった。当事国が財政危機に阻まれ開戦、軍需も棚上げ。ロシアを除き内向きになった。そのせいか、昨年15兆円にのぼる外資の日本株買い越し。米国仕込みの安倍政権を足場に、東京五輪をセットして日本でもゲームの胴元になろうと円安株高できたが、昨年12月FRBのテーパリングとボルカ―ルールで年明けから自滅の様相。国内勢が当初から圧倒的な売り越しで、今でも安倍政権を信用していないのと対照的。事実、第3、第4の矢も小泉政権当時の「骨太の改革」がベース。ITさえ演算と制御技術に過ぎず、いかに速く正確に答えを出すかにとどまり、ブレイクスルーになっていない。マイクロソフトのXPメンテナンス終了が典型で、アップル、サムスン、フェイスブックなど何も魅力がない。欧米は財政危機にはまり、第2次産業革命から150年で文明の芽を摘んだ。消去法で目をつけたのが日本。幻になった1940年の東京五輪が前例。
(後略)
20日惚れ直したのが■■■■■(****)と■■■■■(****)。■■■■■(****)もレベルアップ。■■■(****)や■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)にも見どころ。ヘッジファンドの調整が一巡すると大幅な水準訂正に進みそうだ。
20日の日経平均238円安。大引け1万4224円。東証一部の出来高24億1800万株、売買代金2兆2300億円。6月限が40円高で寄り290円安の1万4130円引け。10年債利回り0.595%(-0.010%)。顔色なしだ。前向きに受け止めたのが■■■(****)、■■■■■■(****)程度。気を取り直すほかない。昨年5月23日1143円安、出来高76億5500万株、売買代金5兆8300億円で初動終了とみられ調整10ヵ月。底入れ、反転が予想される。第2、第3波に備えるためで、日経平均1万8000円乃至2万円大台乗せを視野。2014、15年の極限値に向かうところだ。日経平均1万4008円、1万3100円を前向きに受け入れる場面。外資の連中、勝ち馬に乗ることしか考えていない。国内勢が土俵に上がらないと相場にならないためだ。■■■■■■■(****)、■■■(****)も化けて出る。(了凡)