証券ビュー

アンコール伊勢町

予想されるガス抜き 年度末、新年度入り大荒れ (2014.03.13)

先物の大口売りが目立ち軒並み安。裁定解消売りに拍車をかけた。中国の銅相場急落が主因。電気をはじめ基盤インフラに使われるためで、2月の未加工銅輸入前月比30%減。LME一時8ヵ月振り安値。上海先物ストップ安。企業や個人の3分の1が借入金の担保にしている模様でSQ前に処分売り。ポジション調整を迫られた。振り返ると、日経平均の半値戻し、1万5100円前後利食い千人力。来週3連休に向けて彼岸底コースだが、4〜6月2段下げも考えられる。12日の法人企業景気予測調査によると、大企業の業況指数マイナス9.8(1〜3月プラス12.7)。設備投資も2014年度5.1%減という。国内が5兆5000億円の追加補正と賃上げでもったとしても、中国やアジアがもたないと前日述べたばかり。この先3月3日の1万4443円を切ると、
(中略)
その点、4月から消費税を8%に引き上げ経済の下押し圧力9兆円。経済対策効果がマンパワー不足、賃上げも一時的で持ち越しの公算が大きい。来年10月10%になると追加6兆円の重し。2013年度13兆円補正を加味すると、14年度差し引き16兆5000億円緊縮になる。現在の需給ギャップ43兆円といわれ、先行する日経平均に1万3100円レベルのガス抜きが予想されるわけだ。米国が安倍政権をつくり後悔。4月に米大統領訪日中止、ケネディ駐日大使召還も考えられるだけに悩ましい。12日、日米両政府が24日核安全保障サミット(オランダ・ハーグ)に向けて日米韓首脳会談を根回しと伝えられ苦笑い。前日述べたマレーシア航空の消息も不明で、人命を除き大茶番が続いている。大筋、昨年12月18日FRBのテーパリングオフ(緩和縮小)から始まった巻き戻しによるもの。
(後略)
いい銘柄が飛び出すはずだ。
12日の日経平均393円安。大引け1万4830円。東証一部の出来高20億2000万株、売買代金1兆9000億円と薄商い。3月限が220円安で寄り380円安の1万4830円引け。夜間取引100円安。10年債利回り0.625%変わらず。PKOなしに収まらず午尻下がり、未辛抱が気懸かり。僅かに■■■■(****)と■■■■■(****)が値を保った程度。せっかくの好決算、賃上げも4〜6月にかかってきた。引き続き世界シェアトップを紹介する。乳酸菌飲料の■■■■(****)、超音波振動子の■■■■■■(****)、ブロー成形機の■■■■■■■■■ (****)、排ガス分析計の■■■■■(****)、赤外線センサーの■■■■■■■(****)など。今後、トップシェアの会社が圧倒的な存在。調整場面の抵抗力が見ものだ。■■■(****)と■■■■■■■■(****)が戦略銘柄。年度末、新年度入り大荒れになりそうだ。(了凡)