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企業レポート

2度上方修正 エナジー   2月4日 (2011.02.04)

3Qまで2ケタ増収

慎重だけに新たな材料も

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エナジーサポート(6646)は浮上。昨年9月28日につぎ1月31日上方修正。もう一声かかるところだ。直近2期連結減収に対し、今期3Qまで2ケタ増収が手がかり。主力の電力向け電気機器の回復によるもので、個別に加え子会社の外販も寄与。4Qゴールにさしかかった。昨年7月27日述べたように、1Q7%増収(営業黒字転換1億1300万円)で飛び出したのがきっかけ。計測機器も増収を確保しており、原材料高一服、中国生産移管、現地市場開拓などリーマンショックを吸収。3期ぶりに反転した。前期4Q連結3500万円の営業損失だが、今期同増収が見込まれるだけに3度目の上方修正も考えられる。目玉は昨年12月の新倉庫着工。愛知県犬山市の本社工場に6億円投入し6月完成予定。生産工程、品質検査、事務管理などトータル3割コストダウン。次期から楽しみだ。

11年3月期(連結)は、売上高139億円(9%増)、営業利益4億円(3.4倍)、経常利益5億1000万円(2.3倍)、純益3億7000万円に見直した。配当は4円(期末2円)を据え置く予定。当初売上高128億円、営業利益8000万円の計画だけに意外な回復ぶり。1月31日発表した3Q累計、4Q見直しを受けて翌日200円(1株当たり連結純資産533円)をつけ、以来じり高をたどっている。4Qを踏まえ次期も慎重だが、反転のきっかけをつかんだことは事実で、電力各社のスマートメーター(次世代電力計)導入計画に関連して新たな材料も予想される。

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