証券ビュー

アンコール伊勢町

賽は日本に投げられた  再び米国債引き受け買い戻し (2013.10.08)

週明けも安い。見切り発車のNY高を受けて高寄りし前場中頃息切れ。先物、裁定解消売りによるもので、後場中頃持ち直し結局反落。日経平均4日連続安。五輪決定前の9月6日終値1万3860円を下回った。三角もち合い放れが帳消しになりかねない。事前に洩れていたのが、ロンドンのヘッジファンド日本株売り。財政再建に消費税8%では不十分。20%必要という。それに、米政府機関一部閉鎖が前回の26日を超え長期化。11月1日670億ドル歳出を控え、土壇場で債務上限引き上げが実現しても、この間円高が予想されポジション調整。昨年11月から円売り日本株買いに舵を切った世界の投資家がもたないという。間際になって円買い戻し、日本株売りが予想されるわけだ。さらに、自作自演説も有力。

(中略)

世界でも裏社会が芝居の中に事実を取り込み、捨て身の情報戦で勝負するしか突破口がなくなったという。戦争屋、銀行屋が相当するとみられ、彼らが日本や現政権、アベノミクス嘗めているうちはいい。われわれが彼らをなめると危ない。自業自得、追い詰められただけになり振り構わず八つ当たり。9.11、3.11の前例が物語るもの。このため、9月に入り10、11月ターニングポイント。割り切るのでなく格闘。10月か暮れ、年明けガス抜き。土壇場までもつれると述べた。その際、根強い円高の揺り戻し。前回同様に財務省と日銀の円売りドル買いオペが見込まれ、再び100兆円規模の米国債をこなすと考えられる。米国の議会が財政問題で難航しているのは、日本が支援するかしないか。するにしても上限を決めかねてのこと。われわれは高ぶらず、冷静、丁寧に締めてかかれば問題ない。

 7日の日経平均170円安。大引け1万3853円。東証一部の出来高23億3100万株、売買代金1兆8100億円。12月物が20円高で寄り180円安の1万3860円引け。夜間取引で3780円をつけた。10年債利回り0.640%(-0.010%)。賽は日本に投げられた。

(後略)

(了凡)