後半需要期を迎え増益
住宅着工が5ヵ月連続回復
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サンゲツ(8130)はじわり反転。持ち直している。4期ぶり増収が見込まれるためで、6月から5ヵ月連続増加した住宅着工が手がかり。国交省が11月30日発表した10月7万1390戸(6.4%増)によるもの。9月が7万1998戸(17.7%増)だけに波もあるが、後半需要期を迎え増益になりそうだ。主力のインテリア(2Q連結累計6.8%営業減益)、エクステリア(同7.4%営業増益)、それに照明器具(同営業損失9900万円)も巻き返す見込み。照明事業が黒字になると全体に与える影響も大きい。創業は嘉永年間(1848~54年)といわれ、160年余りの歴史があるが、2013年(設立60年)もひとつの節目。来年は前半上昇運でピークに向かうという。11月25日1721円の安値をつけ、ボトム圏とみられるだけに、3Q発表(前期1月29日)で見直される公算が大きい。
2Q連結累計は、0.9%増収、4%営業減益、5%経常減益、3%減益。減益にもかかわらず、売上高を除き計画を上回っている。11年3月期(連結)は、売上高1115億円(3%増)、営業利益62億円(10%増)、経常利益65億円(8%増)、純益36億円(15%増)と従来通り。配当は75円(期末37.5円)を据え置く予定。横浜ベイスターズ買収を諦めた住生活グループが、12月15日カーテントップ川島織物の筆頭株主(34%余)に登場。同社の反応が注目される。11月1日にシルチェスターグループ間で786万2900株(19.61%)の玉異動があった。2013年は次世代の目安。これから3年、従来の流れが一変しそうな雰囲気に包まれている。