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企業レポート

3Q好転 日本空調   2月17日 (2011.02.17)

来年から徐々に上昇運

4Qの追い込みが決め手に

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日本空調サービス(4658)は好転。3Q持ち直し4Qの追い込み急。次期につながりそうだ。後半大病院のFM業務やスポットメンテナンスの受注増によるもので、直前期まで延べ250人採用しこなしたパワーが鍵。1、2Q大型案件の逸注やリニューアル工事先送り、元社員の不祥事など昨年10月26日下方修正しただけに4Qが肝腎。1月31日の3Q発表でも通期修正なし。進捗率が連結売上高69%、営業利益43%にとどまっているためだ。社運を調べると、今年はまだ油断禁物。じっと我慢。来年から徐々に上昇運という。14年(50周年)にかけて一旦収束するところだ。昨年11月12日発表した中期3ヵ月計画を見ても、連結売上高355億円、営業利益19億円(13年3月期)を実現するうえで今期の4Qが決め手。昨年11月から円高株安の逆風が止まり、新規の大型FM業務、スポットメンテナンス、リニューアル工事も受注に薄日が差し始めた。来年から徐々に上昇運なら符丁が合っている。

3Q連結累計は、1.5%減収、29%営業減益、同経常減益、44%減益。3Q比較では前年より3%増収、14%営業増益になった。11年3月期(連結)は、売上高319億円(0.3%減)、営業利益15億8000万円(1%増)、経常利益16億5000万円(同)、純益8億3000万円(0.6%増)と計画通り。配当は32円(期末18円)を据え置く予定。昨年3月29日、富山県射水市の県民公園(太閤山ランド園内池)に設置した水上式太陽光発電システムが新たな手掛かり。富山県と共同開発したもので、全国展開を目指すという。当面は決算発表(昨年5月14日)が焦点。今年も800円どころが関門になっている。3月11、12日東証のIRフェスタ2011(有楽町の東京国際フォーラム)に出展する。

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