証券ビュー

森羅万象

辛抱の度合いは難しい 06月27日 (2013.06.27)

辛抱して、報われたこともある。辛抱したがため、

一敗地に塗れたこともある。今はどちらなのだろう

わくら葉の灯にあらはなるいとひかな 木歩

ドル円相場は、ただいま円安驀進中。

ドルが強く、ユーロも弱いので、金はやはり売られる。

少し戻すかと思ったが、

限りなく1200ドルに近づく足取りなのか。

七月末まで、戻り売り相場が続こう。

他の国内商品の下落と歩みを共にする今の金は

代替通貨ではなく、ただの商品となった。

東京金は二月、四月二本角をつけ暴落。

四月一六日までほぼ1000円落とし、五月一〇日戻り高値。

時を置くことなく、そこからの二段下げは750円幅。

寸足らずで千丁幅の下げをやっているようだ。

とはいえ、4000円を割れると、金には買いが入ると見ている。

どこで、ドカッとNYが下げると、東京3800円。

七月の買い場は、そのあたりか。

今の金は、もうはまだなり、まだはまだなりの下げ相場。

安値を叩いても、利が乗る下げ相場は、まさに鬼の如し。

弱保合いからの下放れは、昨年十月からの足取り。

高値切り下がり、安値切り下がりの典型的な下げ相場に、

買い方、声も無し。

買い方は、七月まで辛抱。辛抱する木に花が咲く

辛抱できねば、損切りドテンは蜜の味。

下げるだけ下げれば良い。

それだけ、七月の買い場が判り易くなる。

東京ゴムは二月高値からの二段下げ。同じ値幅を落とせば211円台。

底打ちまでは日柄がまだ来ていないか。円安支援材料もお構いなし。

東京白金も、4000円割れは必至。