証券ビュー

アンコール伊勢町

2年後インフレ2% 鉱山と百貨店株で異次元の対応 (2013.06.28)

4日ぶり反発。大引け一段高になった。欧米、アジア株高に呼応するもので、前日ECB総裁の金融緩和継続発言、中国人民銀の金融引き締め撤回宣言が手掛かり。思わぬ追い証で病み上がりだけに戻り待ちの売り物が気になる。日経平均3分の1戻し1万3590円、同2分の1で1万4200円の水準が目安。5月22日5兆円をピークに現在2兆円の売買代金では歯が立たない。26日7520円カイの■■■■■(****)が、同日厚労省のiPS臨床承認を受け、翌日大手メディアがトップで報道し1万7510円カイ気配。公募価格3200円に対し、わずか2日で5倍余り。背後に何かあるとみられる。■■■■■■■(****)もおかしい。11日に上場し14日1万3700円の高値。公募価格2500円の5倍余りに化け似たような足取り。ところが、25日引け後取引先との契約解消を発表し26日ウリ気配。27日半値以下に売り込まれ収まりそうにない。双方腑に落ちず裏取引を勘繰られても仕方ない。お目当ての■■■■■■(****)。26日NY金先物が一時1221ドルまで下げ若干円高。このため、1054円を安値に1099円まで渋々戻す始末。底入れしたといいにくい。■■■■■■(****)は一味違うし、■■■■■■■(****)も後に引けず見守るばかり。受け売りだが、以下に述べるジンバブエの経緯が参考になる。08年に第一次大戦後のドイツと肩を並べる1兆倍のインフレに見舞われた。まず消費者物価が06年末から08年7月末まで15億倍。この間、70銘柄で構成される産業株指数1兆倍。4銘柄による鉱山株指数が17兆倍。メイクルズ(百貨店)は京単位の値上がりという。以前述べた■■■(****)も当確と考えられる。08年11月19日、現地通貨による株の取引停止。09年2月18日米ドルベースで再開。消費者物価に比べ産業株指数666倍、鉱山株同1万1300倍になったことが判明した。面白いのが01年12月デフォルトしたアルゼンチンのケース。96年から01年まで半分以下に暴落した株価が同年末上昇開始。10年上げ続けたという。代表的なメルバル指数が295から3700ポイントまで12.5倍。最近起きただけに興味深い。少なくても40年円高、20年デフレの国に馴染めないデータ。政府・日銀が2年後インフレ2%を言明したため、われわれも異次元の対応を迫られる。万一お国が破綻しても何とかやりくりできる見込み。お互い5.23ショックを糧にもう一皮むけるところだ。
27日の日経平均379円高。1万3213円の高値引け。東証一部の出来高26億9300万株、売買代金2兆1100億円。9月物が170円高で寄り490円高の1万3270円引け。10年債利回り0.835%(-0.030%)。戻りを試す展開に入った。そこで、■■■(****)。26日、自民党の会合でシカゴ大医学部の中村祐輔教授(60)が「企業や規制当局がリスクを取らないと日本の革新的な医薬品は生まれない」と政府を批判。同教授は医療イノベーション推進室の初代室長。7月3〜5日、第17回日本がん免疫会総会で同教授が基調講演。ペプチドワクチン関連の発表も多いという。■■■■■■■(****)も反発。450円を安値にあく抜けしたとみられる。重複するが、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)が新規。2年後様変わりとみられ、今後あらゆる可能性が躊躇なく織り込まれる見通しだ。(了凡)