証券ビュー

アンコール伊勢町

追加緩和に出口なし  これから2年何ができるか問題 (2013.06.20)

シカゴ先物高に鞘寄せして反発。買い一巡後伸び悩んだ。しかし、引け味よし。20日未明、FRB議長発言を先取りするもので、追加緩和に出口なし。あるとすれば、「クラッシュ」という。このため、腫れ物に触るような地合い。少なくても7月の参院選にかけて日経平均の半値戻し、1万4200円が見込まれる。日本は外資にとって為替のほか債券、株でも最大の得意先。今となれば唯一の「旦那」で隅に置けないはずだ。来年1月末に2期8年の任期が切れるFRB議長。後任の選択肢も限られ現行の延長上。FRBが買い上げた不良債権を棚上げしたまま景気回復、シェールガス革命のマジックで復活すると考えにくい。今年12月、FRB創立100年。ロスチャイルドやロックフェラ―など欧米の国際金融資本が自分たちの既得権を守るためにつくった私立銀行で、リザーブとは金準備のため。それも、08年9月のリーマンショックで事実上破綻し使命を終えた。ECB同様、延命工作に明け暮れている。ちなみに、山一証券とリーマン処理。山一の負債が3兆5000億円に対しリーマン6000億ドル(当時63兆円)。20倍の規模といわれた。ところが、最終的に日銀がかぶった負担は1111億円に過ぎず97%回収。本当は国のミスリードで破綻しなくても済んだ。リーマンの場合、債務がCDS決済のためオークションが行われ回収率わずか9%。56兆円の実現損を出し山一の500倍にのぼった。隠しに隠していたためとみられ、シティグループやBOA、AIGも桁外れの債務と考えられる。そもそも、5年前ゲームオーバー。中国や日本など非白人、アジアの時代になりかけ延命につぐ延命。最後の砦になった日本を取り込み、昨年11月から円売り株買いと引き換えに米国債50兆円押し込んだ模様。もともと海賊上がりの白人、独善的でえげつない。米国の場合、在日米軍をよりどころに尖閣、竹島、北朝鮮などチャンネルを切り換えゆすり、たかり。日本が復活する場合、永田町や霞が関によらず震災から立ち上がった福島が何より手掛かり。ム―時代から世界で唯一同じ民族が存続し、王族会議の頂点が日本の天皇であることも励み。国際金融資本の支配が後退したロシア、中国も金融、実体経済が行き詰まり、2014、15年まで大回り3年が正念場。20日未明のFRB議長発言、7月17、18日同議長の議会証言も時間稼ぎの消耗戦。FRBは無期限、ECBが無制限だけに日銀も異次元緩和の啖呵を切った。2年の期限つきだが、われわれにこの間何ができるか問題。2年後、消費税10%もよほどかこたえるはずだ。

19日の日経平均237円高。大引け1万3245円。東証一部の出来高28億1000万株、売買代金2兆1100億円。9月物が270円高で寄り260円高の1万3260円引け。反転したとみられる。10年債利回り0.810%(-0.010%)。外資が先物を売り崩す場面でない。個別に■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)が堅調。■■■■(****)は2年越しで不様だが、2月可決された補正13兆円が半年後発注といわれ生き返る。注入、アンカー工法など半世紀以上地盤改良に実績。纏まった受注が入るはずだ。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)に打診買いが入った。外資が本気なら叩いてくる。21日決算発表予定の■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が新規。■■■(****)、■■■(****)は戻り待ち。チャンスがやってくる。(了凡)