証券ビュー

アンコール伊勢町

先物に反転のシグナル  アルゼンチンタンゴを踊る日本 (2013.06.19)

前日同様売り一巡後買い戻し。手掛かり難から模様眺め。売り買い見送られ極端な薄商いになった。18~19日FOMC,量的緩和縮小の行方が気になるという。ドル94円、ユーロ126円台後半の円高。先物と裁定取引を除き取るに足りない経過。すっかり怖じ気付いた。FRBの緩和縮小表明が5月23日暴落の主因といわれ無理もないが、最高値を更新したNY市場の過熱を冷やす牽制とみられ、金や原油先物も半端な調整のまま時間稼ぎ。6日述べたように、4月15日金先物、5月23日のシカゴ日経平均先物も外資が仕掛けたもの。成功したように見えるだけだ。17、18日G8にしても欧米の既得権確保、ないし回復がテーマ。最初から最後まで同じ。違うのは日本が最後のバブルに巻き込まれ、本格的な収奪の対象になりかけたところ。最終的にTPPが締結されると、彼らの金融支配下に置かれるという。このため、尖閣、竹島、北方四島、北朝鮮のミサイル問題など引き起こし、在日米軍がよりどころになっている模様。リーマンショックを契機に金融が破綻し、実体経済も行き詰まっているためで、

1000兆円を突破した公的債務に先物売りを仕掛け、個人金融資産1500兆円を持ち持ち出そうとしているわけだ。アベノミクスが口火。前日述べた故三重野元日銀総裁と逆のケース。株の損失補填を禁止、不動産に総量規制をかけた上、2.5%の金利を1年3ヵ月で6%に引き上げ間違った引き締めの跳ね返り。伊勢の遷宮よろしく20年ぶりデフレからインフレに切り換え。やり過ぎて止まらず、いずれアルゼンチンやジンバブエの前例を踏襲。株、不動産が値上がりすると述べた。ジンバブエの場合、株が消費者物価の600倍まで買われ、鉱山株が産業株指数の17倍というから凄まじい。鉱山株は消費者物価の1万200倍になったわけだ。ハイパーインフレの間、賃金より消費者物価の上昇率が高く、産業株、鉱山株指数も桁外れの暴騰。欧米や日本でも直近の事例として受け止める向きが多い。アルゼンチンの場合、国家破綻するまで下げ続け、破綻後10年上昇相場が続いた。日本の場合、2016、17年が天中殺に相当し、持続不能な財政から国家破綻に陥ることも考えられる。90年のバブル崩壊で株が二束三文になったように、数年後の財政破綻で現預金もオケラになりかねない。アルゼンチンタンゴを踊る日本。国債が暴落すると預金封鎖、日銀が無制限にマネー供給をするしかない。

18日の日経平均25円安。大引け1万3007円。東証一部の出来高24億3400万株と今年最低。売買代金1兆9200億円。9月物が60円安で寄り引けも60円安の1万3000円丁度。反転のシグナルとみられる。10年債利回り0.820%(-0.015%)。半値戻しの1万4200円を目安に戻り売り。今秋NY金相場1200ドル台にこだわっている。それでも、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)に打診買い。■■■(****)、■■■■■■■(****)戻り待ち。■■■■■■■(****)然り。新たに■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****) を入手した。5月に今年の相場が終わり、11月から来年を先取りすると考えられ、6~10月幕間が長い。受け売りだが、今まで保守的で堅く、現預金や国債、電力債など資産を守ってきた人は、今後予想されるインフレで実質的に殆ど失う局面がくるという。株とおつき合い戴いてよかった。(了凡)