証券ビュー

森羅万象

ジメジメにガタガタ 06月14日 (2013.06.14)

台風が、ひねもすのたりのたりかな。

おかげで、関東は梅雨寒で、

関西や中部はたまらない暑さだ。

みな月や峰に雲おくあらし山   芭蕉。

水無月とは、

梅雨明け後の激しい日差しに水が枯れる月という意味。

ただ今は気候も相場も未だ入梅中。

ドルが弱く、円高調整も続いている。

国際商品も入梅中でジメジメ。

ドル安で上げても良いのだが、原油だけが若干高い。

国内商品は、円高でガタガタ。

夏場に向けて活気付こうとする時期だが、

買い方を、失望させる六月崩し。

昔の小豆相場ではよくこういった。

その小豆相場の話だが、六月十二日の東京小豆先限十一月物。

出来高は68枚。取組高は1618枚であった。

いったい、誰がやっているというのか

これでは、大きな玉を入れるだけで値が飛んでしまう。

手仕舞いをするときにも、自分の玉で自分の首を絞める。

十年くらい前にやったパラジウムを思い出した。

あのときも、手仕舞いするのに往生した記憶がある。

取引所に場が立っていても、流動性がなければ、

市場に誰も寄り付かぬお飾り銘柄になる。

そんなお飾り銘柄に、

現在、日本国債がなりかけているのだそうだ。

金融機関は、流動性がなく、ハイリスクな市場には寄りつこうとはせぬ。

至極当然のこと。

しかし、お上から「国債を買え」としきりに言われれば、

仕方なく買わざるを得ないとか。

さて、国内商品は円高ガタガタでジリ安基調を辿っている。

ゴム相場も、ピリッとしない。

十二日の陰線は、レンジ下抜け。

ここは買いを投げて次を待つ。